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郵便局様

このたびめでたく、盤谷日本人商工会議所の会員企業となった我が翻訳会社。
これはめでたい、ということでいつもお世話になっているお客様向けに記念品を作成した。
ちょっと厚めの封筒をたっぷり抱えて郵便局に向かったモットは、すでに顔なじみになっているおじさまから「お、いーじゃない。今度うちにもちょーだい」と言われたそう。

食事の時に何気なくそのことを話していたので、
「それは持っていってあげたほうがいいね」と言っておいた。
タイの公務員は偉いのだから、郵便局も、郵便局様なのだ。

日本の郵便局の皆様は、特に「郵便局様」とえばることもなく、毎日正確に荷物を届けてくれる。多少宛先が間違っていても、執念で届けてくれる。その優秀さは、世界に誇っていいと思う。

ところが、タイの郵便局様は、全体的に仕事が遅い上に、郵便物が消えたりすることがあったりする。
もちろん、中には使命感に燃えて、イキイキと仕事をしている方もいる。プロ意識を持って働く人に出会うと感動する。
しかーし、残念ながら、ジーアイピーユーの近所にある郵便局様には、現在のところ「マイペース」な方しかいない。

そんなマイペースな郵便局様だけに、反感を持たれると、困るのだ。
そのあたりを心得ている企業は、「お歳暮」を郵便局様に届ける。

タイでは、ガチャオという、バスケットにお酒(ブランデー・ウィスキー)、クッキー、キャンディー、コーヒー、砂糖、ミルクセット、その他食べ物が詰まったプレゼントを、ことあるごとに贈り合う。これらのガチャオは季節ごとにスーパーマーケットにも特設コーナーが開設される。
例えば、年末年始、工場の開設祝い、新築祝いなどなど、めでたい時には、お花を送ることもあるけれど、実用的にこれらの食べ物セットを送ると大変喜ばれる。

私の前職場では、取引先からいただいたこのガチャオの中から、特に豪華そうなもの(お酒の銘柄でガチャオ全体の値段が判断できる)を、リサイクルして官庁へ届けていた。
地元のBOI、IEAT、警察署、労働部、入国管理局、社会保険、などなどいつもお世話になっている機関と並んで、必ず「郵便局様」にも届けていた。

「なぜ、郵便局?」

という私の質問に、同僚は当たり前という顔で
「郵便物が届かなかったら困るでしょ」

と答えてくれた。

なるほど・・・。郵便物が届かないと確かに困ります。

という訳で、ジーアイピーユーの記念品も、郵便局様にお届けします。よかったら停電の時に使ってくださいね。ジーアイピーユーオリジナルうちわ。

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