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とっさの一言

私はぷーちゃんが運転する車の後部座席に乗っていた。
信号待ちでストップする車の様子がなんか変

景色が前方に流れていく。
???

あ、車が下がっている!!と思った瞬間私はこう言っていた。

ワーイ!! ライライ!

なぜか、タイ語が出てきた。
この言葉がぷーちゃんのつぼにはまり、ぷーちゃんは爆笑。

日本語で話していたんだから、そのまま日本語で「下がっている」とか言えばいいのに。 なんて、ライライなの?

と笑い続ける。
たしかに、普段の私達の会話は100%日本語で、その時も直前までずっと日本語で話していた。
でも、車が後ろに下がってしまうことを表現するのに、「ライ」ほどぴったりくる言葉はない。
その時の私は、「日本語ではなんていうんだっけ?」と考える間もなく「ライ」と言っていた。

その言葉を知るまでは特に不便を感じていなかったのに、その言葉を知ってしまったとたんに、母国語にその言葉と同じ意味を表す言葉がないことにすごく不自由を感じることがある。

自由自在に思考しているつもりでも、結局は使っている言葉の表現できる範囲でしか、物事を考えていないんだよなぁ。ということを実感して、言葉の不思議を思った。

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コメント

とっさに、タイ語がでてくるなんてすごい!!!!

その現象は、私もあります。
駐在中に帰省したとき、
「日本にはよく帰って来てるの?」って聞かれ、
ついつい「ボイボイ」と言ってしまいました。

ポォさん
いや、タイ語がどうの、というよりも、「ライ」以外の言葉が出てこなかったんです(汗)

たちのさん
うん。ボイボイも便利な言葉ですよね〜(*^_^*)

昔言語学の教科書に、言葉が概念を作るというような事がかかれていて、なるほどーと思いをめぐらせたことがあります。この宇宙には計り知れないものが存在しているけども、人間が日常感知しているのは見えるもの、感じるものだけですよね。それが概念になるんだろうなー。日本語の語彙は一般的に多いのでそれだけ概念も多い。多分に四季が関係していると思ってるけど。なんかさ、タイ語ってとっても感覚的な言葉が多くない?擬態語に近いような。だから右脳と密接に繋がっている言語だなと思う。なんか小難しくなっちゃったな。。
ちなみに、意味のある言葉じゃないけど、「ウイ!」とか「オーイ!」とか言っちゃうのよねー(笑)ヤバイなー。

てんもちゃん、タイ人化が進んでますね。^^
1音節を2回繰り返すタイ語はつい出ます。
それにしても、ぷーちゃんとの会話が100%タイ語というのは驚きですが、そういう生活で通訳が出来るほどのタイ語を身につけたてんもちゃんはもっと驚きです。(尊敬)@_@

ベンジャロンさん
言葉で説明できないものを感覚だけで理解する、というのはなかなかできることじゃないですよね。
言葉を自由自在に使いこなしているようで、実はかなりの部分言葉に支配されているような気がします。
タイ語は右脳につながっているから芸術的センスのある人が多いのかな。

うっちさん
ぷーちゃんが日本語を使わないと忘れてしまう、というので、家では日本語オンリーです。そこに突然「ライライ」ですから、つぼにはまったんですね〜(笑)
私のタイ語は4年間の社内通訳で鍛えられました。タイ人は遠慮なく突っ込んでくれるので、同僚に教えてもらったことは多いです。

環境とか経験によって出てくる言葉が違いますよね〜。
私も英語でしか出てこない(使ったこと無い)言葉とか、
タイ語でしか出てこない言葉とかあります。

我が家は皆、めちゃくちゃ!!
駄目だと分かっているんだけど、どうしても楽な方に流れちゃう。てんもちゃんは、頑張って、日本語で通してください!!やっぱり、ミックスは良くないよね!

のいなあちゃん
「これ」をあらわすには「これ」と、使う言葉が決まっていることってあるよね。それが何語かなんて関係なく、その言葉じゃないと表せないっていう言葉。

あっけん
使う家族がみんな分かっているんだったらミックスもありかと・・・。暗号みたいで(笑)
うちは、タイ語と日本語の区別がつかなくなると困るんで、家では日本語で徹底しているけれど、双子ちゃんたちはタイ語で会話しています(爆)

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