北のラムヤイ南のロンゴン(タイラット紙より)
タイでは、ラムヤイ(竜眼)が豊作、を通り越して、余っている。
政府ではラムヤイ消費キャンペーンを実施。砂糖入り日本茶の「Oishi」も日本茶と平行してラムヤイジュースを製造。セブンイレブンでも販売している。 評判はいまいちらしいけれど、美味しいとか美味しくないとか、そういうこと以前に、ไทยช่วยไทย なのだ。
その一環で、ラムヤイとロンゴンの中国への輸出促進が計画されているらしい。
中国でもラムヤイは生産されていて、タイラムヤイより価格が安い。
中国ラムヤイは1キロ20バーツに対してタイラムヤイは輸送コストも含めると3-40バーツになるという。
品質は、タイラムヤイの方が実が大きく種が小さいので、中国の消費者に受け入れられる要素はあるらしいんだけれど、中国の物価から考えると、値段がやはりネックになりそう。
タイラムヤイの試食会を開催した中国の高級スーパーマーケットの店員さんの月給は5000バーツ。
マネージャークラスでも1万バーツを超えず、日雇いの労働者では1日50バーツに満たない場合もある。
しかし物価はあがっているので、庶民の生活は厳しい。
ここでも、売れるかどうかは、商品の品質よりもマーケティングの手法次第である。という法則が浮かびあがる。一人の中国人青年がある提案をしていた。
ちょうど、ช่วงเทศกาลไหว้พระจันทร์ (中秋の名月)の時期なのだから、それに合わせて、祭で食べられる月餅のラムヤイ餡バージョンを作成してみたら?
なかなか良いアイディアだと思う。
ちなみに、ラムヤイは、ドリアン同様食べると「体を熱くする」フルーツなので、食べるときには同時にたくさんの水分を摂取しないと後で「喉が痛い」とか「熱が出た」なんてことになる。知ってはいるけど・・・ということで、毎年ラムヤイ食べて熱を出すことを年中行事にしているタイの友人がいる。ラムヤイには要注意である。 私はラムヤイは5粒が限界。それ以上食べると、喉がヒリヒリする。
このように要注意のラムヤイに比べて、ロンゴンは、いくら食べても大丈夫。の優しい南国フルーツの代表。 ラムヤイとロンゴンの写真は、Gipuのホームページで見ることができる。
こちら。
http://www.gipu.net/jp/pic/teiten0507.html
2段目の左端がロンゴン。ロンゴンの右がラムヤイ。写真をクリックして拡大すると、違いがよく分かる。
Gipuでは、タイの市場を毎月写真に収めている。これが結構きれいにとれていて、眺めるだけで楽しい。
著作権フリーなので、壁紙などに利用していただいても良いかもしれない