シンガポール ブロガー事件
シンガポールに行ってきた。
ホテルで何気なく読んだ新聞に興味深い記事が掲載されていた。
ブログに人種差別発言を掲載していた20代の若者二人に対して、それぞれ1ヶ月の禁固刑及び約40万円の罰金刑が科せられたのだという。
事の発端は新聞に掲載された、ある婦人のコメント。
この婦人は、後部座席に犬を乗せたタクシーを見かけた。
シンガポールのムスリムにとって、犬の唾液に触れることはタブーである。
そこで、新聞に、タクシーに犬を乗せる際にはケージ入れるようにできないであろうか。というコメントを投稿したのだ。
これに対して批判的な発言をし、人種差別的な記事を掲載している自分のブログへのリンクを張った若者及び愛犬家サイトで同じように批判的な発言を行なった若者に対して上記の判決が出たというもの。
判決の理由については「様々な人種、宗教を持つ人々が共存して生きているこの国において、お互いの宗教心情について敬意を払うことは、いかなる法律にも優先されるべきたった一つの社会的行為である」と述べられている。
新聞には二人の若者の顔写真とともに、謝罪文が掲載されていた。
所変われば、、、を実感した記事だった。
コメント
お帰りなさい!
シンガポールってほんと独特だよね。
MRTの駅の名前など、確か3ヶ国語ぐらいでかいてあったような。
それにしてもてんもさん、ホテルで新聞読むなんて、すばらしい!
投稿者: Kaori | 2005年10月12日 17:32
2日目は、ホテルで留守番組だったもので、暇だったんです。
ヒトデの串焼きとか、珍しい写真もいっぱいあったので、後でアップするね。
投稿者: てんも | 2005年10月13日 15:55