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2005年09月30日

今日は青色の日です

健康第一、ということで、早朝ジョギングをしている。1日1度は汗をかかないとね。
毎朝出会うのが、太極拳同好会のおばあさま達。
ラジオ体操のように、朝の6時からそろってゆる〜い運動をしている。
6時まえに会場に到着している元気なおばあさま達は、まずはウォーキングをする。
皆さんおそろいのシャツを来て、テクテク歩く。かわいらしい光景だ。
今日は金曜日なので、青いTシャツだった。

何も書かれていない無地のTシャツだけれど、色は曜日ごとに変わる。私はその色で、

「あ、今日は火曜日だったな」

と、曜日の再確認をしている。

曜日分けは以下の通り。

月曜日 黄
火曜日 桃
水曜日 緑
木曜日 橙
金曜日 青
土曜日 紫
日曜日 赤

7色のTシャツをそろえて、日替わりで着ている。

ちなみに、太極拳は、中国語のテープを流しているので、中国語の分からないタイ人向けに、タイ語の解説も入っている。
ご高齢者の皆さんが集まっているのだけれど、女性30人に対して男性は先生を含めて2、3人というところ。タイでも、女の人が元気らしい。

2005年09月29日

郵便局様

このたびめでたく、盤谷日本人商工会議所の会員企業となった我が翻訳会社。
これはめでたい、ということでいつもお世話になっているお客様向けに記念品を作成した。
ちょっと厚めの封筒をたっぷり抱えて郵便局に向かったモットは、すでに顔なじみになっているおじさまから「お、いーじゃない。今度うちにもちょーだい」と言われたそう。

食事の時に何気なくそのことを話していたので、
「それは持っていってあげたほうがいいね」と言っておいた。
タイの公務員は偉いのだから、郵便局も、郵便局様なのだ。

日本の郵便局の皆様は、特に「郵便局様」とえばることもなく、毎日正確に荷物を届けてくれる。多少宛先が間違っていても、執念で届けてくれる。その優秀さは、世界に誇っていいと思う。

ところが、タイの郵便局様は、全体的に仕事が遅い上に、郵便物が消えたりすることがあったりする。
もちろん、中には使命感に燃えて、イキイキと仕事をしている方もいる。プロ意識を持って働く人に出会うと感動する。
しかーし、残念ながら、ジーアイピーユーの近所にある郵便局様には、現在のところ「マイペース」な方しかいない。

そんなマイペースな郵便局様だけに、反感を持たれると、困るのだ。
そのあたりを心得ている企業は、「お歳暮」を郵便局様に届ける。

タイでは、ガチャオという、バスケットにお酒(ブランデー・ウィスキー)、クッキー、キャンディー、コーヒー、砂糖、ミルクセット、その他食べ物が詰まったプレゼントを、ことあるごとに贈り合う。これらのガチャオは季節ごとにスーパーマーケットにも特設コーナーが開設される。
例えば、年末年始、工場の開設祝い、新築祝いなどなど、めでたい時には、お花を送ることもあるけれど、実用的にこれらの食べ物セットを送ると大変喜ばれる。

私の前職場では、取引先からいただいたこのガチャオの中から、特に豪華そうなもの(お酒の銘柄でガチャオ全体の値段が判断できる)を、リサイクルして官庁へ届けていた。
地元のBOI、IEAT、警察署、労働部、入国管理局、社会保険、などなどいつもお世話になっている機関と並んで、必ず「郵便局様」にも届けていた。

「なぜ、郵便局?」

という私の質問に、同僚は当たり前という顔で
「郵便物が届かなかったら困るでしょ」

と答えてくれた。

なるほど・・・。郵便物が届かないと確かに困ります。

という訳で、ジーアイピーユーの記念品も、郵便局様にお届けします。よかったら停電の時に使ってくださいね。ジーアイピーユーオリジナルうちわ。

2005年09月28日

建築ラッシュ

ここ最近(2年くらいかな)、ものすごい建築ラッシュ。
突然、見慣れない建物の建築が始まって、「あれ、前はここに何があったっけ?」と
考えてみると、たいていは「空き地」だったりする。

ものすごい早さで、空き地が消えていく。

周囲の人の生活を見ると、そんなに景気が良いようには感じられないのだけれど、なぜだろう。

新空港ができる影響で、地価も上がっているらしい。
この勢いは結構怖い。

勢いに乗って「エイヤ」と建築したはいいけれど、誰も借りない、ということもあるんじゃなかろうか。

数年後が楽しみのような、怖いような・・・。

2005年09月26日

歩調

ランチはたいてい屋台で済ませる。
一緒に行くのが、クーラー大好きなぷーしっとさんなので、うっかりすると冷房の効いた店
ブラックキャニオンとかになってしまうのだけれど、値段がまったく違う(桁一つ違う)ので、毎度毎度、なんとか屋台に誘導する。だって、チリも詰まれば山となる。このごろでは繰り返し読んだ本の成果か、1バーツの背後にマネートゥリーが見える私。

おいしい屋台で満腹になって、幸せ気分で歩く私達。
と・・・前方にのんびりダラダラ歩く女学生の姿。

・・・しばし無言で彼女達の後を歩いた後、分かれ道で別の方向を歩き出すやいなや、プーシットさんが発した一言。

あの人たち、まじめに歩いてるのかなー、まったく。

まじめにって、言われてもねぇ。たしかにすんごいのんびりペースだったけれど。
ぷーしっとさん。あれはおそらくあなたの教え子です。

東京からつくばに引っ越したばかりの時も、つくばの人達の歩調がゆったりしていることにすごく驚いたけれど、タイの人はそれに輪をかけてのんびりさん。
タイの海辺の町に暮らしながらも、私とぷーしっとさんは、今すぐ新宿駅の人ごみに放り込まれても、四方から押し寄せる人の波間をかいくぐり、目的地までスタスタと歩くことができると思う。
それはもう、体内に刻み込まれたリズムなんだと思う。

今はまだ、のんびり歩く余裕は私達にはないのかもしれない。

2005年09月24日

心臓病の予防(タイラットより)

今日タイでは、1時間に7人が、心臓病、心臓麻痺が原因で亡くなっている。 そのほとんどが、働き盛りの中高年である。 心臓病の予防のためには
・揚げ物、肉の脂身を減らす
・不飽和脂肪酸を含む油に変える
・色とりどりの生野菜・果物を1日に5−7種類摂取する
・味の濃いもの(砂糖、炭酸飲料、ナムプラー、塩、漬物、缶詰など)を減らす
・レバー、卵の黄身、魚以外のシーフードを減らす
を心がけると良い。

1日5−7種の野菜と果物で思い出したけれど、
日本に1日30品目を摂取する、という健康の目安となる数字があるらしい。
それが体に悪そうとか良さそうとか気にせず、とにかく30品目達成すればOK、というもの。
そうすれば自然にいろんな種類の栄養素を摂取できる、という仕組みだと思う。
実行しようと思うとこれが結構難しい。でも、大切なこと。
これを機会に日々の食卓の品目数を気にしてみよう。

というわけで、今朝の我が家の食卓。
比較的ゆっくりできる土曜の朝は、市場でアッツアツのナムトーフーを
買ってくることが多い。

ナムトーフー(サークー、ウン入り)
パートンゴー
ムーヤーン
カオニアウ
プチトマト
温野菜(インゲン、ベビーコーン)
お茶

かろうじて10品目達成・・・。
10品目の達成には、チョコチョコとお惣菜を作りおきしておくことが欠かせないかも。

2005年09月23日

失敗と成長

愛読しているメールマガジン「平成・進化論。」でお勧め本になっていたので購読してみた、小山 昇さんの本。

ちなみに、新刊は発売と同時にアマゾンの和書部門で1位となっているらしいです。私ももちろん買いました。そろそろタイに到着する予定。

読んでいるうちに、気づいたことがある。そのうちの一つが、「失敗」に対する考え方。

Gipuの日本の社長は「新入社員が失敗を犯さないように、マニュアルを作成しよう」と言う。マクドナルドのように、仕事の一つ一つ細かいところまでマニュアルにして、新しい社員でも熟練社員と同じようなレベルの仕事ができるように。誰かが失敗したことについては、それをすぐにマニュアルに加えて、別の人が同じ失敗を犯さないように教訓としよう、と。

しかし、小山さんは「失敗しないと人は成長しない。部下にはどんどん失敗させることだ」と言う。
お客様と接して、失敗を重ねることで、成長していくのだと。お客様に育てていただくのだと。
そして、小山さん自身、失敗の数では誰にも負けない、と言う。

ちょうど、マニュアルだけではカバーできない「技術レベル」について考えていたところだったので、大切なヒントをもらった気がした。

もちろん、マニュアルは絶対に大事。小山さん自身、「仕組み」作りが大切だとおっしゃっている。でも、それだけでもダメなのだ。

自らが動いて、失敗を重ねて、大きくなっていく。

そういえば、通訳だって同じだ。
1ヶ月間、いくら真剣に単語を覚えたり、文章を読んだりしても、1時間通訳を実践したことで身に付ける知識には絶対にかなわない。
通訳は、汗かいて、くやし涙を流して、血を流して(?)そうして上達していく。
恥かいてなんぼ、の商売だった。

いっぱい失敗をして、怒られて、そこから学んで成長していく。
これは部下の育成法だけではない。今の私自身にとっても必要なことだ、と思った。

まだまだ失敗が足りない。どんどん失敗しよう。そして、その分だけ、大きくなろう。

2005年09月21日

天井から侵入(ManagerOnlineより)

IT機器の販売店が集まっているパンティッププラザで、デジカメの大量盗難事件が発生した。 被害にあったのは、パンティッププラザにあるデジタルカメラの販売店2店。 1店は、コダック、キャノン、ニコン、フジ、ミノルタなどの高級ブランドデジタルカメラ計24点とIT機器1点を盗まれた。2店の被害総額は100万バーツに登る。

犯行推定時刻は真夜中から午前3時にかけて。各販売店が、ブースの商品陳列、模様替えをしている時間帯である。犯人は天井から店に侵入し、物色後、別の店のデジタルカメラまで盗み、犯行終了後は地下駐車場から犯行現場を後にしている。

防犯カメラの死角を知り尽くしている犯行経路から、犯人はこのデパートで電気配線工事を担当した技術者グループであると考えられている。

「天井から侵入」というと思い浮かべるのが「ミッションインポッシブル」
真夜中の静かな店内で犯行に及んだのかと思ったら、販売店にとってこの時間は商品陳列の時間らしい。結構人の出入りはあったのかもしれない。眠らない業種はこんなところにもあったのね。

2005年09月19日

メンター

日本から離れて暮らしていても、「メンター」という言葉を目にする機会が増えてきた。

語源はギリシャ神話に基づいており、「トロイの木馬」で有名な英雄オデュッセウスの良き助言者として、彼に仕えたMentor(メンター)から来ているそう。「メンター」は、「相手のことを深く理解して、賢者の声ともいうべき経験に基づいた助言を与える」、そんな人のことだそうだ。

つまり、「師匠」ということだと思うんだけど。

私にとってそんな人、いるんだろうか?と思ったら、いたのだ。 出会ってしまったのだ。その方との出会いは半年位前だろうか。
タイ語のみならず、タイ文化、社会、そしてビジネス界に対する膨大な経験と知識を有し、恐らくアカデミックな世界でも、この方ほどタイの法律文を読み込まれている方はいないのではないか、と思われる、タイ語、タイビジネス界の第一人者。

そして、仕事以外に趣味も持ち、人生を楽しんでいらっしゃるその姿勢。

なんだかもう、すごい人に出会ってしまったなぁ、と自分の幸運をかみ締める。

これはきっと、神様からのプレゼント。「目標」とするものを与えられたら、頑張らずにはいられないじゃない。幸運に感謝しつつ、よりいっそうの努力をしていきます。

2005年09月16日

ピンチはチャンス(オレンジポプリ)タイラット紙より

その昔、愛妻家の上司から聞いた話。

「最大のピンチは最高のチャンスになり得る」という話をしていたときに、奥様が

「ピンチはチャンスなのよ」

というべきところ

「チャンスはピンチなのよ」

と言ってしまった。それを聞いた上司は、

「それは違うでしょう」

と笑いながらも、フと、「いや、これもまた真なりか・・・」と感じたと言う。

誠に愛妻家らしい発言である。(ちなみに、この上司の名前は「幸夫」という。
幸せな夫と書くのである。名は体を現すって本当なんだな、と、この方と出会って実感した。)

チャンスが来ている時にうまく状況の判断ができないと、チャンスがピンチになってしまうこともあり得る、という意味では確かに「真なり」かもしれない。

そんなことをフと思い出したのは、ピンチをチャンスに変えた、というニュースのおかげ。

今年はタイ各地で大雨洪水、水不足とあらゆる水害が発生している。パトゥムタニー県のみかん農園も例外ではなく、大雨によりみかんの実が落ちてしまったという。
がっかりしていた農家の人々の救世主となったフが、ラーチャモンコンランブリー技術大学のスタッサニー助教授である。
スタッサニー先生は、落ちてしまったみかんの実は、たとえ食べることができなくても、皮の部分はまだ十分利用できる、と、みかんの皮を利用したポプリの製作を指導した。

ちょっと調べてみたところ、みかんの香りは、ストレス解消、免疫力強化の効能があるという。そのみかんに、バラとバイトゥーイをブレンドして、オレンジポプリを作成する。

このポプリは、すでに地元の主婦グループにより商品化され、15-20バーツで販売されているということだ。

2005年09月15日

マルチ言語

タイ語を表示したかったので、ブログをエンコーディング UTF−8で設定した。
でも、「mixi」や「はぴたいねっと」など、からリンクをたどって見に来ると、ブラウザがEUCその他のままなので、ページ全体が表示されないことが判明。

仕方ないので、エンコーディングの設定を変更して作り直した。(mixiから来てくださる方で、日記の更新記録がてんもの日記更新記録で埋まってしまった方、そういう事情ですので、ご勘弁を・・・)

かなり便利な世の中になったとはいえ、まだ、マルチ言語を楽しむにはツール側の制限が多い。
ユーザに負担をかけない形でマルチ言語を楽しめるようになったらいいな。

「不便」を感じる人じゃないと、問題解決する気持ちにもならないし、ニーズにも気づかないだろうから、今問題は、実はGipuがやるべきことなのかもしれない・・・。

IT事業部長に提案してみよう。

2005年09月13日

お会計

久しぶりに、近所の日本料理屋さんに行った。

シーラチャ周辺は夕方からオープンの居酒屋風なお店が多いのだけれど、ここは珍しくランチをしているので、たまに行く。

会計の時、何気なーくレシートを眺めると、おかしな会計になっていた。

ランチ2 280
Vat 7% 19
Total 300

よっぽど、「足し算違ってるよ」と言おうと思ったのだけれど、この計算は恐らくお店の方針なのだろう、と思って何も言わなかった。

サービスチャージなら分かるけれど、小さなレストランでVAT7%取る、というのが不思議。
そして、足し算が間違っているのが不思議。

もちろん、299バーツになっていれば、300バーツ渡して1バーツはチップとして置いてくるのだから、結果的には同じことだけれど、店の収入として300バーツと記載してしまったら、余分にもらった1バーツまで課税対象になってしまう。

それならば、299バーツと書いて1バーツ黙ってもらっておいた方が、店にとっても有利なのでは?

とぷーちゃんに言うと、ぷーちゃんが、言った。
「あれはビンローイでしょ」
簡易レシート。
要するに、税務署に提出する書類を作成する際には使用しない類のレシートらしい。

そうか。そういうことか。 会計に興味を持つと、いろいろ見えてくることがあって楽しい。

2005年09月10日

こーむいん

年に一度の恒例行事、ビザの更新に行った。
地方の入国管理局で通算7年目ともなれば、スタッフの皆さんとも顔見知り。
しかも最近ではぷーちゃんが「大学の先生」である、ということが
知れ渡っているので、ニコニコと対応してもらえる。

公務員の仲間意識、というのは、結構強い。

警察官でも、スピード違反や駐車違反で停めた車が、「学校の先生」
だったり「役所職員」だったりすると、そのまま見逃してくれたり
するらしい。

たまに新人の係官が、「ノーン」と、目下、年下の人に対する
呼称でぷーちゃんを呼んでも、周りにいる人がすかさず
「アジャーン」とぷーちゃんに呼びかけ、ぷーちゃんが「先生」で
あることを暗に新人に教える。
すると新人さんも、「ノーン」から「アジャーン」へと使う言葉と
態度を変化させる。

その露骨なまでの態度の変化は、滑稽でもあるのだけれど、
タイで生きていく上では、とても便利な「特権」だよなぁ。
とも思う。

タイで人気の「公務員」という職業。
給料は格安なのに、なぜ人気かというと、「安定」しているのが
良いのだという。
確かに、公立の病院であれば、治療費もかからないし、いろいろ
特典がある。
そして、公務員同士の仲間意識で「おいしい」思いをできるので
あれば、人気があって当然かな、と思う。

ビザの更新は、1回では終わらない。
更新を申請すると1ヶ月の滞在延長が認められる。
1ヵ月後に許可が出たかどうか聞きに行く。
大抵、まだでないので、そこでまた1ヶ月の延長をしてもらう。
1ヵ月後にまた聞きに行く。
この繰り返しで、許可延長が認められると、申請時点から数えて
1年の滞在延長がもらえる。

問題なく手続きを受け付けてもらい、「さよなら」と入管を後にすると、
係官が慌てて追いかけてきて、パスポートを出せ、という。
なにか?と思ったら、パスポートに赤字で「サーミータイ」と
書いてくれた。
「タイ人配偶者」これも一つの特権で、明文化されていはいない
けれど、通常のOビザよりもいろいろな点で優遇してもらえる。

公務員であるタイ人の配偶者である。
という身分によって、受けられる様々な恩典。
長年タイで暮らしていると、「公務員の家族」である、という
ことは、民間でお給料をたくさんもらうことと
同程度の価値のあることなんだな、というのを実感する。

在タイ7年。ようやく実感するタイの真実である。

2005年09月09日

北のラムヤイ南のロンゴン(タイラット紙より)

タイでは、ラムヤイ(竜眼)が豊作、を通り越して、余っている。
政府ではラムヤイ消費キャンペーンを実施。砂糖入り日本茶の「Oishi」も日本茶と平行してラムヤイジュースを製造。セブンイレブンでも販売している。 評判はいまいちらしいけれど、美味しいとか美味しくないとか、そういうこと以前に、ไทยช่วยไทย なのだ。

その一環で、ラムヤイとロンゴンの中国への輸出促進が計画されているらしい。

中国でもラムヤイは生産されていて、タイラムヤイより価格が安い。
中国ラムヤイは1キロ20バーツに対してタイラムヤイは輸送コストも含めると3-40バーツになるという。

品質は、タイラムヤイの方が実が大きく種が小さいので、中国の消費者に受け入れられる要素はあるらしいんだけれど、中国の物価から考えると、値段がやはりネックになりそう。

タイラムヤイの試食会を開催した中国の高級スーパーマーケットの店員さんの月給は5000バーツ。
マネージャークラスでも1万バーツを超えず、日雇いの労働者では1日50バーツに満たない場合もある。
しかし物価はあがっているので、庶民の生活は厳しい。

ここでも、売れるかどうかは、商品の品質よりもマーケティングの手法次第である。という法則が浮かびあがる。一人の中国人青年がある提案をしていた。

ちょうど、ช่วงเทศกาลไหว้พระจันทร์ (中秋の名月)の時期なのだから、それに合わせて、祭で食べられる月餅のラムヤイ餡バージョンを作成してみたら?

なかなか良いアイディアだと思う。

ちなみに、ラムヤイは、ドリアン同様食べると「体を熱くする」フルーツなので、食べるときには同時にたくさんの水分を摂取しないと後で「喉が痛い」とか「熱が出た」なんてことになる。知ってはいるけど・・・ということで、毎年ラムヤイ食べて熱を出すことを年中行事にしているタイの友人がいる。ラムヤイには要注意である。 私はラムヤイは5粒が限界。それ以上食べると、喉がヒリヒリする。

このように要注意のラムヤイに比べて、ロンゴンは、いくら食べても大丈夫。の優しい南国フルーツの代表。 ラムヤイとロンゴンの写真は、Gipuのホームページで見ることができる。

こちら。 

http://www.gipu.net/jp/pic/teiten0507.html

2段目の左端がロンゴン。ロンゴンの右がラムヤイ。写真をクリックして拡大すると、違いがよく分かる。

Gipuでは、タイの市場を毎月写真に収めている。これが結構きれいにとれていて、眺めるだけで楽しい。
著作権フリーなので、壁紙などに利用していただいても良いかもしれない

2005年09月07日

通じた!2

久しぶりに、大切な友人に連絡を取ってみたら、元気がない。

ここ2年ほど、前進しているつもりで、なかなか思い通りにいかない。

と言う。

もともと彼女は、太陽の明るさと、犬のマイペースさを合わせ持つ
不思議な雰囲気を持つ、素敵な人で、(彼女のマイペースさは
猫的な「わがまま」ではなく、純粋に自分の興味のおもむくままに
進んでいく、犬的なマイペースなのだ)一級建築士の資格を持っている。
世界中の建築を見るという目標のもと、世界一周の旅に出た時の
様子は、しばらく私の個人HPで公開していたので、覚えている人も
いるかも。

いつも明るく元気な彼女がしょんぼりしている。
彼女の直面している苦しみは、私には分からないけれど、少しだけ
理解できるような気がした。

だから、似たような状況の時に私を救ってくれた言葉をプレゼント。

すると、彼女から返事がきた。

「たった一言二言のメールから、どうしてそんなに私の状況が分かるの?
通じちゃんうだぁ・・・と嬉しくなってしまい。」

彼女の言葉で「あ、また通じた!!」と私も嬉オくなった。

いつもこんなにうまくいくのではない。それは分かっている。
たまたま、「通じた」が重なっただけ。
これからもずっと絶好調で!なんて思わない。
人生楽ありゃ苦もあるさ。

人間は、大きな図体をしているのに、ほんの1、2滴のホルモンの
いたずらで、心が冷えていく、ものすごい苦しみを経験させられる
ことだってある。
いくら「気の持ちよう」といっても、ホルモンにはかなわない。

だから、自分の気分ともうまく付き合って、できることをやって
いけばいいんだろうと思う。

ゆうこちゃん。今度会う時には、ドリアンチップお土産にするからね。

2005年09月06日

プロ

昨日の電気釜騒動について、うっちさんよりメールをいただき、メーカーにクレームしてみたら、とアドバイスをいただいた。
そういえば、確かにその通り。そんなことも気づかなかった。
私は多分、無意識に以下のように考えていたのだと思う。

メーカーにクレームしたって、時間の無駄。

何か行動に起こす前に先に「どうせダメだから」とあきらめてしまっていたのだ。
なぜかというと、タイで、商品の品質についてクレームして、販売者、製作者からきちんとした対応のあったことがないから。 

会社で購入した移動式のホワイトボード。最初に納入されたとき、その場で組み立ててくれたのだけれど、台がグラグラしていた。倒れたら危ないから、直してください。とお願いして、そのまま持ち帰ってもらった。お店から連絡があり、修理はバンコクで行うので、1週間程時間がかかる、という。

1週間後、再納品。 グラグラはちっとも直っていなかった。

「・・・ぜんぜん直ってないじゃない」
「俺、知らね」

納品してくれたのは、ドライバーさんだったので、事情は知らない、とのことだった。

再びお店に電話して、またバンコクで修理してもらっても、しっかり直って納品される可能性は
非常に低い。それを何度も繰り返すのは、時間の無駄だ。
その時点であきらめて、そのグラグラを受け取った。

そんなことを繰り返すと、「根負けせずに、クレームを繰り返して望みの品質のものを手に入れる」
それだけの価値のある物かどうか、無意識に天秤にかけるようになる。
そして、それだけの労力と時間が無駄、と判断すれば、「こんなもんだ」とあきらめる。
そんな処世術が身についてしまう。

こちらのお願いを理解してくれない人、きちんと聞いてくれない人、誠意ある対応をとってくれない人、そういう人に対して、タイの人は、

あの店員(部下)はまだ子供(幼い)だから
ああいう人間はきちんとした教育を受けていないから
責任感がないから

といって、「相手が自分と異なる世界に住んでいる」ということを理由にして自分の気持ちを収める。
「マイペンライ。仕方ない」

それは、自分が疲れないための、精神的な予防策のようなもの。

知らず知らず、私自身も、その考え方を身に付けてしまったようだ。

本当は、これではいけないのだと思う。
納得できるまで追及する、ということがなければ、何事も発展しない。

少なくとも、自分の仕事関連は、「マイペンライ」の入り込む隙を作ってはいけないな、と思った。

「こんなもんか」と思っている日常で、「これは!」と思うほど、楽しげに、プライドを持って仕事をしているタイの人に出会うと、本当に嬉しくなる。
それは、郵便局の局員さんだったり、政府機関の役人さんだったりするんだけれど、そういう人達との出会いはとても貴重。
プロとしての誇りを持って仕事をする。
いつもこの気持ちを忘れないでいたい。 

2005年09月04日

家電売り場にて

テフロン加工のPanasonicの電気釜が、またまた剥げた。

外釜には問題なくて、内釜が剥げているだけだから、非常にもったいない。
でも、ご飯を炊くごとにテtロンが剥げているのだと思うと、怖い。

仕方ないから買い替え。

タイに昔からあるアルミの電気釜はアルミだから嫌だし。

仕方ないからまたPanasonic。

もしかして、と「内釜だけ別売りしてない?」と聞くと店員はそっけなく首を振る。

ついでに、おばあちゃんの家のを確認すると、やはり剥げている。
目盛りのところが、ザワザワとささくれ立っているように剥げている。

2度目は注意していたので、早く気づく。6ヶ月も使っていなかったと思う。
また、剥げている。

周囲の人に聞いてみると、やはりこの製品を使ってはげた、という人が
結構いた。

怒りながら電気売り場に行くと、店員さんが、「新製品が出ました」
「今度のは剥げません!」という。てことは、以前のはやっぱり剥げるのを
知って売っていたのね。

でも、事前情報で、東芝のがいいらしい、と聞いていたので、東芝のにする。

でも、店員さんの抵抗が結構すごかった。
曰く、
東芝のは圧釜で、炊き上がりに非常に時間がかかる。
寒い国向けに作られた製品だから、暑いタイで使うのには向かない。

一人の店員さんではない。複数の売り場の複数の店員さんから異口同音に
Panasonicを勧められた。

せっかく良い商品作ったのだから、東芝さんも、ぜひとも売り場戦略に力を入れて
いただきたい。そう思った。

通じた!

朝、なんだかいい事がありそうな気分で目が覚めた。
そして、メールチェックをすると、本当にすごい事が起こっていた!!

なんと! あの「平成・進化論。」に、私の感想が取り上げられていたのだ。
10万部に迫る勢いで購読者を増やしている、ビジネス系ではNO.1のメルマガ。


【お勧めメルマガ 「平成・進化論。」】
 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000114948.html

毎日発刊されているのだけれど、その9月1日号に、私にとってすごい発見となる
事が載っていた。
考えれば考えるほど、すばらしいアイディアで、興奮しているうちにどうしても
鮒谷さんにお礼をいいたくなって、メールを送ってしまった。
そうしたら、鮒谷さんが喜んでくださって、私の感想メールをメルマガに
掲載してくださった。という訳。

1年前、ビジネス系のメルマガがあるなんてことも知らずにいた私が
ひょんなことからこのメルマガと出会い、毎日愛読していくうちに
知らず知らずに、ビジネスにおける「キモ」の部分を読み取れる能力が
少しだけ、身に付いたのかもしれない。

鮒谷さんがメルマガで伝えてくれた事柄。
その重要性に気づき、お礼メールを鮒谷さんに送る。
お礼メールに鮒谷さんが応えてくださる。

このキャッチボールを通して、気持ちが「通じた!」ことを実感。
感動。

自分のブログも、方向転換して、「一流の通訳者」を目指して
学ぶ、その軌跡をつづっていこうと行動を開始した矢先の、
ハッピーな出来事。
「この方向で間違っていないのだ」ということを確信した。

鮒谷さんのメルマガに載っていた「大切なこと」は、
mixiなどのソーシャルネットワーキングサイトに参加されて
いる人にとっては、日々体感していることだけれど、それを
言葉にして理解すると、すごく大切な学びを得られると思う。

この場でメルマガを転載するわけにもいかないので、
mixiを利用した時間短縮術について興味のある方は
「平成・進化論。」に無料登録して、バックナンバーから
9月1日分のメルマガを読んでみてくださいね。