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2006年01月25日

おいしいおやつ

香港に遊びに行った友達から、お土産にお菓子をいただいた。
鳳梨金酥と書いてある。 
焼き菓子で、中にはタイのパイナップルクッキーに入っているパイナップルジャムに近い食感だけれどあれほどは甘くない、不思議な餡が入っている。

食べて、しみじみ思う。
世の中にはおいしい食べ物がまだまだたくさんあるのね〜。

このオヤツは甘さ控えめだけれど、タイの人にも大好評らしく、買ってきた当人も、もっといっぱい買ってくればよかった・・・と悔やんでいる(笑)

あまりにおいしいので、調べてみたら奇華餅家という有名なお店のお菓子らしく、パイナップルケーキと呼ばれているらしい。
タイの中華街には売ってないのかな〜。

旅行をするのだったら、私はおいしい物を目的に行きたい。
綺麗な景色は写真で満足できるけれど、おいしい食べ物は自分で食べないと分からない。
行きたい国が、一つ増えた。

2006年01月08日

旅のお土産

お土産をいただいた。

年末年始に旅行に出かけた友人と、日本から遊びに来てくれた友人に、それぞれたっくさんのお土産をいただいた(*^_^*)

お土産をいただく、というのは、プレゼントをもらうことだよね。
選ぶときに、渡す相手のことを考えながら選んでくれているのだから、旅先で貴重な「選ぶ時間」と、「買うお金」、そして「運ぶ手間」をかけてまで、もって来てくれた。その気持ちが何よりも嬉しい。

おかげで、我が家には異国の情緒たっぷりの商品と、貴重な日本食材がた〜っぷり。そして今日は日曜日。それらの品物を見つめつつ、ぼーんやり異国や日本に思いをはせることもできてしまう。
なんとも幸福なひと時である。
予想していなかったお土産で、友人の暖かい心に、幸せを感じるひと時。

来週は、一時帰国中の駐在員ニナーが帰ってくる。こちらは、あらかじめお願いした一品を持ってきてくれる予定。これもすっごい楽しみ(*^_^*)。早く帰ってこ〜い!!

今日はいただいた日本食の中から、ぷーちゃんのリクエストで味噌カツを作成する予定。
家族で一緒に作ればそれだけで楽しいひと時。

昨日はたけぞうさん情報で、おいしいサラミの見分け方を教えていただいたので、味噌カツ用の豚肉を買うついでに探してみた。あったあった!豚肉オンリーのイタリア産サラミ。ドイツからお土産にいただいたものは大人の手で握ると隠れてしまうくらいの可愛いサイズだったけれど、このイタリア産は大人の腕ほどもある、存在感たっぷりのごっついサイズ。
お値段も400B弱と、かなり勇気のいるお値段。
お肉はいつも、スーパーでブロックのまとめ買いしても100Bちょっとだし、市場で買うときなんて、
「このレバーを20gちょうだい」
「これは50B分ね」
と、使いきりの分量を買うので、400Bのサラミは、かなり大きな買い物である。

でも、年末年始「アルプスの少女ハイジ」を繰り返し読まされて、心の奥深くから、
「ハイジが食べているパンにチーズを載せただけの食事がしたい!」
というわけの分からない欲求がたまっていた私は、サラミのサンドイッチでその欲求を満たすことにした。サラミを買った足で、今度はおいしいパンを買いに行く。
その名も「クリーミー・ゴールド・ブレッド」。やわらか〜い、山崎のサンドイッチ用パン。
フランスパンでも、と思ったけれど、やわらかいパンもなかなか食べられないので、今回はそちらを。
ついでにレジのところにあった円柱のサツマイモパンも購入。(ほのかな甘味がおいしくておすすめ)

バターは、残念ながら、バター売り場になんにもなかった。
バター類はおそらくは担当者の発注ミスかなにかで、しばらく入庫しないらしい。隅っこに一種類だけ残っていたバターで我慢。

パン・バター・サラミ だけの素朴なサンドイッチのお味は・・・。

サイコー!!

夢中でもぐもぐ食べてしまった。

サラミはまだたっくさん残っている。明日からは、料理の材料としてどんどん利用していこう。

2006年01月04日

飛び交う言葉たち

年末には、掲示板、メール、メッセージなど、いろいろな形でたくさんの人から贈っていただき、私もまた、様々な形でみなさんに贈った言葉。

良いお年を

そして翌日には、またもやネット上を行き交う一つの言葉。

あけましておめでとう

海外暮らしだと、直接日本語で話す相手が非常に少ないために、口に出して言ったり、耳で聞いたりする機会はあまりないけれど、ネットで見かけることは多かった。
しみじみ、「言霊」という言葉をかみ締めた期間だった。
そして、この二つの言葉をタイ語では同一の言葉であらわす。

サワディーピーマイ

去年まで、どうも年末の「サワディーピーマイ」に
「いや、まだ早いでしょう。」と、違和感を感じていたのだけれど、要するに「良いお年を」なのだな、と考えたらしっくりくるようになった。

今年もまた、たくさんの言葉を届けて、たくさんの言葉をもらって、たくさん感じよう。


2006年01月01日

新年明けましておめでとうございます

2006年がスタートした。
昨日は、紅白歌合戦を見た後、日本の年明けとともに就寝。今朝起きたら携帯にクンからニューイヤーメッセージが届いていた。新年早々幸せ(*^_^*)

今日から新しい年。今年の目標は、

1.経理の勉強を通して数字で物事を見る習慣を身に付ける。
2.環境に左右されず、継続的に大切なことを行う。
3.仕事と家事の両立(特に栄養バランスの良い食事)。
4.健康な身体を維持するためのジョギングを続ける。

去年のキーワードは「継続性」だった。
今年のキーワードは「平常心」。

今年も、頑張っていきましょう。

2005年12月31日

年末の奇跡

ずっと、心ひそかに憧れていた人がいた。

その人の話だけは耳にしていたけれど、直接会ったことはなかった。
縁あって、その人に連絡を取る機会に恵まれた。

そうしたら・・・その人も、私のことをホームページを見て知っていてくれた。

なんていう偶然。なんていう奇跡。
きっとこれは、神様からの贈り物。

今年は、本当に、素敵な出会いに恵まれた。

趣味を同じくする方と、偶然の出来事から知り合いになることができ、素晴らしい時間を共有させていただいたこと。
妻となり、母となった後でも、プロであり続けようとされる方に、良い刺激を受けたこと。
肩の力を抜いて、いつも優しい笑顔で接してくれる方に、癒されたこと。
そして、接するたびに、自分のいたらなさを気づかせてくださる、我が師。

来年も、たくさんの人と素敵な出会いがありますように。そのためにも、自分が精進しないとね。

今年、mixiで、オンラインの世界で、オフラインの世界で、私に関わってくれた全てのかたがたに、
心から、ありがとう。
2006年が、皆様にとって素敵な年となりますように。

2005年12月15日

恩返し

知人を通じて、1冊の物語集の翻訳を打診された。

タイ赤十字社のプロジェクトで、エイズ孤児の子供達が直面している問題について、特に医療関係者から受けている偏見や差別について、実話に基づいた物語とし、本にして医療関係者の間に配布し、事態の改善を図ることを目的としている。

タイ語版から、各国語への翻訳が終了し、残すは日本語訳のみ、ということだった。

お引き受けするかどうか、正直少し悩んだ。
先方の予算は、ビジネスとしてお受けするには少ない予算で、どちらかというとボランティアとしてお引き受けするお仕事。
まだ、会社として安定しているとは言い難い状況の中、中途半端にお引き受けしていいのだろうか。という迷いがあった。今は、会社のことに全力投球すべきなのではないか、と考えた。

でも、プロジェクト推進担当の医師と話をしていると、
「すでに6ヶ国語への翻訳が終了し、残すは日本語のみなのですが、どうしても翻訳者さんが見つからなくて」
ということだった。スペイン語、フランス語、中国語・・・全て完了。日本語だけ、まだ担当者が見つからない。 そんな話を聞いたら、「やるしかないでしょう」と思った。

社会貢献なんて大げさなことを考えなくても、私には、お引き受けしなければならない事情もあったのだ。

まだ、タイで車の運転を始めて間もない頃の出来事。
必要に迫られて初めて遠出をした帰り、ショッピングセンターに寄った。なんとか駐車場に車を停車させた時、緊張の糸が切れた私は、なんとも初歩的な大ミスを犯してしまった。
車のキーを抜かずに、ドアをロックしてしまったのだ。
しかも、そのことを買い物を終えて車を開けようと鍵を探すまで気づかなかった。
牛乳やらチーズやらの生鮮食品を両手にぶら下げて、呆然と立ち尽くした私。
途方にくれて、ショッピングセンターの警備員さんに相談。
警備員さん→警備主任さん→ショッピングセンター横にあるホンダサービスセンターエンジニア
と話が伝わり、お昼休憩に出かけるところだったホンダのエンジニアが駆けつけてくれた。
そして、祈る気持ちで見守る私の前で、いとも簡単に、ドアを開けてくれたのだ。

その時私は痛烈に思った。

かっこいい・・・

自分の持てる技術で、他人にとっての難問をいとも簡単に解決してみせるその姿に、猛烈にあこがれた。いつか私も、自分の持てる技術で、何気なく、苦労せず、ちょいっと気軽に、困っている人のお手伝いができたらいいな。

あの時の思いを実現できる機会なんではなかろうか。

そう思って、お引き受けすることを決めた。
もちろん、1冊の本の翻訳は、簡単な仕事ではないけれど、幸いにも私は翻訳を仕事としている。他の分野よりは、翻訳が得意だし、それを実現する環境にも恵まれている。

そうしてお引き受けしたのが2ヶ月くらい前だろうか。本業の関係で翻訳を進められなかった期間をはさんで、ようやく、翻訳が完成した。
現在、医療専門用語に詳しい強力な応援団の手によって、内容の確認作業を行っている。

あの時私に目標の一つを与えてくれたエンジニアに、ささやかながら恩返し。
そして、プロジェクト責任者である医師への、ちょっとしたクリスマスプレゼントになればいいな。

2005年12月11日

久々の休日

師走だから、というわけではないけれど、12月に入って、激動の日々が続いていた。
そんな中で心の支えとして楽しみにしていた友人Nちゃん宅訪問の日が訪れた。
ひょんなことから連絡を取っているうちに、偶然にも同じ趣味を持つということが発覚。
そこから「熱い」メールのやり取りが始まって、今日はやっと初対面、というわけ。
ご近所のYちゃんも参加して、三人でランチ。

パノラマで海を見渡せるリビングでいただくお食事は、とってもおいしかった。
Nちゃんお手製のさつまいもケーキも絶品(*^_^*)
大好きな味だったので、その場でいただいた上にお土産にしてもらってきてしまった。

Nちゃん宅は、小さいお嬢ちゃんがいるので子供用のおもちゃがたくさん。それがなにやらとても優しい空間で、その中で楽しいおしゃべりをしていると、心がどんどん癒された。
帰りには、Yちゃん宅で巨大ツリーを鑑賞。日本の住宅では考えられない、贅沢な空間の使い方で、天井に届きそうな勢いのツリーが飾られていた。外国映画に出てくるような・・・。

楽しかった(*^_^*)
とても良い休日を過ごすことができた。

留守番組のプーシットさんと双子っちに感謝。

ちょっと距離はあるけれど、また遊びに行きたいな。

久々の休日

師走だから、というわけではないけれど、12月に入って、激動の日々が続いていた。
そんな中で心の支えとして楽しみにしていた友人Nちゃん宅訪問の日が訪れた。
ひょんなことから連絡を取っているうちに、偶然にも同じ趣味を持つということが発覚。
そこから「熱い」メールのやり取りが始まって、今日はやっと初対面、というわけ。
ご近所のYちゃんも参加して、三人でランチ。

パノラマで海を見渡せるリビングでいただくお食事は、とってもおいしかった。
Nちゃんお手製のさつまいもケーキも絶品(*^_^*)
大好きな味だったので、その場でいただいた上にお土産にしてもらってきてしまった。

Nちゃん宅は、小さいお嬢ちゃんがいるので子供用のおもちゃがたくさん。それがなにやらとても優しい空間で、その中で楽しいおしゃべりをしていると、心がどんどん癒された。
帰りには、Yちゃん宅で巨大ツリーを鑑賞。日本の住宅では考えられない、贅沢な空間の使い方で、天井に届きそうな勢いのツリーが飾られていた。外国映画に出てくるような・・・。

楽しかった(*^_^*)
とても良い休日を過ごすことができた。

留守番組のプーシットさんと双子っちに感謝。

ちょっと距離はあるけれど、また遊びに行きたいな。

2005年12月04日

魔法のプレゼント

ハリーポッターの第6巻「混血のプリンス」タイ語版が昨日から発売。
発売日前日に予約して、発売当日買いに行く、という駆け込み購入をするプーシットさんにつき合って、本屋さんに行った。すると、かばんから予約券を取り出しながらお店に入ってくるたくさんのお客さんがいた。どの顔も、ついに購入できる、という嬉しさを隠せずに、ニコニコしている。

つられて私も嬉しくなった。

本と一緒に、おまけがついてきた。
今回のは、「魔法の黄金水」。願い事が成就するお守りだって。

たしか、魔法の帽子をもらった時もあったよね。こういう、ちょっとしたおまけもすごく嬉しい。

ハリーポッターは、誰よりも作者に幸運をもたらした、というけれど、読者に対しても、確実に幸福をお届けしているよね。
残念ながら、私は今は時間的に、ハリーポッターの小説を読んだり映画を観たりすることはできないけれど、もう少し余裕が出たら、まとめて楽しみたい。今見なくても、きっと大丈夫。ハリーの魔法はまだとけない。

そして今日はさらに嬉しい出来事。マイミクのうっちさんがシーフードを食べにやって来てくれた。
うっちさんからのお土産はなんと!手作りのウメシロップ。 その場でミネラルウォーターに混ぜてみたら、おいしい梅ジュースに変身!! 

子供の頃、両親が梅酒を作るついでに作ってくれた梅ジュースを思い出した。全く同じ味がする。
暑い時期に飲むと食欲がわいたものだ。飲むたびに子供の頃を思い出して幸せな気持ちになる、こっちも、魔法のシロップだ。
手作りの品をもらうっていうのは、格別に嬉しいものだと実感した。

2005年12月03日

新たな発見と素敵な出会い

会社で、宣伝用のメモ用紙を作ることにした。
会社のロゴ入りで、電話のそばに置いて使っていただきたい、そんなかわいいサイズ。

スタッフのモットさんにデザインをお願いした。彼女は、会社のカレンダーをデザインしたり、ウェブサイトのデザインをしたり、いろいろと器用にこなすのだ。

それでも、メモ帳である。端の方に会社のロゴをチョコチョコいれるだけであるから、デザインも何も、とにかく普通にメモ帳ができるものだと理解していた。

そうしたら・・・ものすごいのができてしまった。

全く、私の想像をはるかに超えた、美しいデザインのメモ帳ができた。奇をてらった訳ではなく、シンプルなデザインなんだけれど、見る人を「ハッ」とさせる力があるのだ。

モットさんは天才かもしれない。

いくつか作ってくれた案のうちから、多数決で選んだデザインを印刷所に送信。

印刷所には、苦労していたのだ。
少量の印刷を嫌がったり、お客の問い合わせに面倒臭そうに答えたりするところばかりで、「商売する気あるの?」と思うようなところばかりだった。おそらく、現状の取引先で手一杯なのだろうけれど。

ところが最近、良い印刷屋さんを発見。これもモットさんのお陰なんだけれど、インターネットに宣伝を出していた近所の印刷屋さんに「こんなところを見つけたので、ちょっと行ってきます」と、バイクでピューっと走っていって、印刷屋の社長さんといろいろお話をして、そこでカレンダーやらメモ帳の印刷をしてもらえることになったのだ。
彼女の持ち帰った作品例を見てみると、この印刷所、なかなか良い仕事をしている。日系工場で使用するシールやチェックシートの仕事が多い、ということで、確かに日本語の印刷物もあった。値段も良心的。

うちの会社も、印刷物には縁があるだけに、これからもよいお付き合いをさせていただけそうな、嬉しい出会いである。

さて、モットさん作の、メモ帳データを印刷所に送った後の、印刷所社長の言葉が、これまたものすごく良かった。

「とてもきれいなデザインだね。さ、ここから先は僕の仕事だ」

自分の仕事に対する誇りが感じられる言葉ではないか。こういう「プロ」と一緒に仕事をできることをとても光栄に思った。
と同時に、印刷のプロに「きれい」と褒められる作品を作り出した、我がスタッフのことも、とても誇らしく思った。

だって彼女、確か今日の午前中は銀行や郵便局に出かけていた。午後からおもむろにマッキントッシュの前に座り、チョコチョコとやっていたかと思うと、すばらしい芸術作品を生み出していた。
スタッフの才能を改めて実感するとともに、こういう才能をどんどん活かして活躍してもらえるような仕事を考えていこう、と思った。

2005年11月29日

視界不良

夕方、定期的に翻訳の仕事を依頼していただいている、大切なお客様から電話をいただいた。

「ちょっと教えて欲しいことがあるんです」

聞けば、新たなビジネス展開の足がかりとして、ある機関を訪ねて来たのだが、その機関のタイ社会における位置づけがいまいち分からないので、教えて欲しい。

ということだった。
プーシットさんにその話をすると、

「あのAさんが、そんなことの事前調査もせずに、相手に会って来たの?」

と驚いていた。確かに、Aさんという方は、仕事に対して真摯な方で、我々も教わることが多いのだ。
Aさんの会社は、悪い意味でのタイ化をせず、良い意味での日本的な仕事の進め方を維持している。
つまり、何か新しいことを始める際には、必ずしっかりした事前調査を行い、従業員に対する説明もしっかり行い、準備万端整えてから、計画的に事業展開をしている。

そのAさんが、素性の良く分からない団体に挨拶に行き、やはり相手の素性が分からぬままに、帰ってきてしまった。

そして、途方に暮れて、私に電話をしてくれたのだ。

まずは、訪ねた場所を確定したいと(Aさんは相手機関の正確な名前も把握できていなかった)同行した通訳さんに話を聞くと、通訳さんの話も要領を得ない。
つまり、通訳さん自身が、どういう団体を訪ねてきたか、言葉で説明できるほど理解していない状態だったのだった。

それで、Aさんが、いつものAさんらしくない行動を取った理由が分かった。

自分の知りたいことを、きちんと正確に日本語で説明してくれる通訳さんがいなかったのだ。

タイに赴任している駐在員の方は、たいてい、こういう思いをしながら仕事をすることになる。
特に、赴任直後でまだタイ語にも、タイ的英語にも慣れていない時期というのは、自分の直属の部下との意思疎通にすら困ってしまう。いくら通訳さんを使っても、通訳さんとの意思疎通ができないのだ。

だから、視界20%〜60%くらいのところで仕事をすることになる。

ものすごいストレスである。

そんな中で、仕事をしているんだよなぁ、とAさんが気の毒になり、応援したくて、Aさんが行って来たという機関について、2,3の手がかりから調査を開始。
インターネット、友人、知人への問い合わせなど、あらゆる手段を駆使して30分後には、大方のことが分かり、Aさんにメールで報告することができた。

同じ言葉を話す者同士であれば、Aさんのこの機関への訪問は10倍も100倍も実りがあるものだったのだろう。しかし、言葉が異なるだけで、うまく意思疎通することができない。なんとも残念な話である。まぁ、そこが、面白くもあり、そういう現実だからこそ、通訳者が活躍できるのだけれど。

2005年11月28日

恩返し

つかの間の「秋」は予想通りあっという間に通り過ぎ、またまた暑い日ざしが戻ってきてしまった。それと同時に戻ってきたのが、寒い期間中凍えていたらしい、蚊の集団。
もうすでに10箇所以上刺されてしまった・・・。
また、虫との闘いの日々が始まったようだ。

とこで、「社内通訳者の心構え」という題名で、日本語学科の4年生の皆さんにお話をしてきた。

実は、7年前、タイに来たばかりの頃に大学の日本語学科には大変お世話になった。
しばらくの間、日本語教師として、仕事をさせてもらっていたのだ。

週に一度外に出ることで、育児と仕事の両立を少しずつスタートさせることができ、私も周囲も、次第に心構えができた。あの日本語教師の仕事は、あの頃の私にとって、育児中心の生活から社会復帰するために必要な、大切な一つのステップだった。

その機会を与えてくれた日本語学科に、多少の恩返しができるのであれば、嬉しいことである。

そう思って、4年間の日系企業勤めで学んだいろいろなことの中から、通訳者に大切なことについてお話してきた。

1つ目 分からないことは「分かりません」ということ。

簡単なことのようで、これは非常に難しい。

まず、「分かりません」と言うこと自体、恥ずかしいことである。さらに、周囲の目は通訳者に注がれている。「早く訳してよ」という無言のプレッシャーを感じる中で、「分かりません」と発言しなければならないのだ。これは非常に厳しい。
でも、分からないままに間違って訳したら、その方がもっともっと恥ずかしいし、大きな問題につながります。 というと、皆さん真剣に頷いていた。

そして、実社会の厳しさも、少しだけ伝授。

「皆さんはまだ新人です。4年間大学で勉強しただけで、上手に通訳ができる訳がありません。
だから、分かりませんと言うことは恥ずかしいことではありません。安心して分かりませんと言ってください。
でも、周りは優しい人ばかりではありませんよ。特に、タイ人の先輩達は、いろいろ言います。
通訳のくせに、何で訳せないの?と文句を言う人もいます」

みなさん、チョコッとざわざわ。
そうなのだ。新人通訳者の初任給は15000バーツを超えている。一方、その他の新卒は8000バーツ程度からスタートする。最初から2倍近くの差がついているのだ。
後から入ってきた新人が、給料を倍近くもらっているのに、「分かりません」とばかり言う。自分の方が上司の日本語を理解できてしまう。そんな状況を快く思わない人がいてもおかしくない。

そして、そういう不満な気持ちは、心にしまわず、ストレートに表現してしまう人が、多いのだ。

「高い給料もらってるくせに全然仕事できないのね」
「通訳なんでしょ?ちゃんと訳してよ」
「本当に正確に訳しているの?今の日本語訳をタイ語にしてごらん」

そういう厳しい言葉を投げかけられて、社内電話で泣きながら訴えてくる後輩に何度慰めの言葉をかけただろうか。

みんなそうやって、泣きながら成長していくのだ。泣きながらも、あきらめずに努力する人が、伸びるのだ。汗と涙の数だけ、成長するのだ。

なにやら体育会系のノリだけれど、真実。

1年も頑張れば、もらっている給料の分だけ働けるようになれる。
どうぞ彼女達が、周囲に優しく見守られ、立派な通訳者に成長しますように。

さ、後輩の皆さんにも頑張っていただくとして、私自身も、今月さらに大きな大きな乗り越えるべき壁が迫っている。
この壁の大きさは前代未聞。かなり厳しいことになるだろう。でも今回は強力な仲間がいる。皆で懸命に取り組んで、いい仕事をしようじゃないか。

2005年11月09日

メンターの福笑い

メンターから電話をいただいた。

週に数回、フラッと電話をかけてくれる。

元気でやってるか

という調子で、近況報告をしあうのだけれど、私はこの電話を楽しみにしている。

電話中、メンターはワーハッハと、よく笑う。
その笑い声でメンターの笑顔を思い出す。
不幸を吹き飛ばし、幸福を呼び込むような明るい笑い声。
こういうのを福笑いというのではないか、と思う。

その明るいパワーで、周囲に幸せをふりまきながら、バリバリと原稿を執筆している。

昨日は締め切りのきつい仕事を抱えて帰宅が深夜になった。
でも、泣き言は言えない。
だってメンターは、きつい仕事でも「やりましょう。大丈夫。間に合わなければ徹夜しますよ」
なんてことをケロッというのだもの。
なぜ、今の60代、70代の方達というのはあんなにも元気で、ハツラツとしていて、そしてなによりも、心が強いのだろう。時代がそうだったのか、それとも長年生きてきて、そういう心になったのか。

人生のお手本となるような人に出会えたことに感謝しながら、メンターの孫の世代となる私も、しっかりしないと!と自分に言い聞かせた。

2005年11月04日

再会

昨日の、エレベータからの脱出の話で関心の高かった、エレベータから出る時に電気が来たら、挟まれない?との疑問ですが、一応、電気が来ても急には作動しないつくりになってはいるようですが、100%の安心はできません。脱出はすみやかに行ないましょう。

また、エレベータの機種によっては、内側から扉を開けることができないものもあるようです。
その時には、真っ暗な室内にパニックを起こさず、固いもの(車のキーなど)を探してください。
それで扉をほんの少しこじ開けることができます。呼吸がだいぶ楽になるので、そのまま外部の人が鍵を使って開けてくれるのを待ちましょう。

マイミクのたちのさんとじろちょーさんと、パタヤで再会。
じろちょーさんとは同じタイ在住組なのだけれど、なかなかお会いする機会がなかったので、久しぶりの再開。
たちのさんはすでに本帰国されていたので、大変お久しぶり。
そこに、いつもの定例お食事会のメンバー、ニナーとウメーが加わり、総勢5名で楽しくにぎやかにお食事。
会場は、本帰国されたたちのさんの熱烈なご要望で、北パタヤにある、「粽(ちまき)」というレストランで。

お店のスタッフの笑顔がとても印象的で、ボトルでお酒を頼んだら、お酒だけ持って来てグラスと氷が出てこなかったりとお茶目なところもある、おかしなお店。
味はとてもおいしく、またぜひ行きたいと思う。

タイと日本で別々の時間を過ごしていた仲間が一同に集まるひと時はとても楽しいものだった。

2005年10月27日

つながり

最近、良いお天気が続いている。
といっても、晴天のことではなくて、太陽が雲に隠れている状態。

こういうお天気を、日本だと「どんよりした天気」、というけれど、
タイでは「良い天気」と言う。
ちょっと雨がちらつく涼しいお天気も「昼寝日和」として好まれる。
晴れ=直射日光=暑い で、晴天はあまり良いイメージではない。

結婚式も、晴天はあまり良くないらしい。
晴天=猛暑=争いごとの絶えない家庭
という連想をするらしい。シトシト雨が降るくらいのお天気だと
潤いのある家庭が築けることでしょうね、と言い合うのだ。

そんなこんなで、良いお天気が続き、涼しくてついつい
寝過ごしてしまう日々が続いている。
早く起きても、雨でジョギングもできないし。と自分に言い訳まで
してしまう(反省) 明日からは、絶対に早起きするぞ。

ところで、我がメンターの朝は早い。
3時4時には起床して仕事机に向かっているらしい。
(朝の時間は大切だと心から思う)

タイ時間の朝6時ごろにメールチェックすると、すでにメンターからの
メール第一弾が届いていたりする。
今朝いただいたメールはとても嬉しいものだった。

メンターの知人弁護士さんのことが書かれていたのだが、
どうも、私の大切な友人と結婚したKさんのことのような
気がして、さっそく確認してみると、やはりそうだった。

タイ関連の知人、友人と話しているうちに、共通の知人がいる
ことを知るのは、これで何度目だろう。
その度に、世間は狭いなぁと関心する。

こういう関係を目に見えるように示してくれるのが、mixiなどの
ソーシャルネットワーキングなんだと思う。

お気に入りメルマガにまた良いことが書いてあった。
成功の秘訣は、「欲深いこと」「何度も何度も実践で経験を積む事」
心にガンガン響いた。

というわけで、明日は絶対早起きするぞ!

2005年09月19日

メンター

日本から離れて暮らしていても、「メンター」という言葉を目にする機会が増えてきた。

語源はギリシャ神話に基づいており、「トロイの木馬」で有名な英雄オデュッセウスの良き助言者として、彼に仕えたMentor(メンター)から来ているそう。「メンター」は、「相手のことを深く理解して、賢者の声ともいうべき経験に基づいた助言を与える」、そんな人のことだそうだ。

つまり、「師匠」ということだと思うんだけど。

私にとってそんな人、いるんだろうか?と思ったら、いたのだ。 出会ってしまったのだ。その方との出会いは半年位前だろうか。
タイ語のみならず、タイ文化、社会、そしてビジネス界に対する膨大な経験と知識を有し、恐らくアカデミックな世界でも、この方ほどタイの法律文を読み込まれている方はいないのではないか、と思われる、タイ語、タイビジネス界の第一人者。

そして、仕事以外に趣味も持ち、人生を楽しんでいらっしゃるその姿勢。

なんだかもう、すごい人に出会ってしまったなぁ、と自分の幸運をかみ締める。

これはきっと、神様からのプレゼント。「目標」とするものを与えられたら、頑張らずにはいられないじゃない。幸運に感謝しつつ、よりいっそうの努力をしていきます。

2005年09月07日

通じた!2

久しぶりに、大切な友人に連絡を取ってみたら、元気がない。

ここ2年ほど、前進しているつもりで、なかなか思い通りにいかない。

と言う。

もともと彼女は、太陽の明るさと、犬のマイペースさを合わせ持つ
不思議な雰囲気を持つ、素敵な人で、(彼女のマイペースさは
猫的な「わがまま」ではなく、純粋に自分の興味のおもむくままに
進んでいく、犬的なマイペースなのだ)一級建築士の資格を持っている。
世界中の建築を見るという目標のもと、世界一周の旅に出た時の
様子は、しばらく私の個人HPで公開していたので、覚えている人も
いるかも。

いつも明るく元気な彼女がしょんぼりしている。
彼女の直面している苦しみは、私には分からないけれど、少しだけ
理解できるような気がした。

だから、似たような状況の時に私を救ってくれた言葉をプレゼント。

すると、彼女から返事がきた。

「たった一言二言のメールから、どうしてそんなに私の状況が分かるの?
通じちゃんうだぁ・・・と嬉しくなってしまい。」

彼女の言葉で「あ、また通じた!!」と私も嬉オくなった。

いつもこんなにうまくいくのではない。それは分かっている。
たまたま、「通じた」が重なっただけ。
これからもずっと絶好調で!なんて思わない。
人生楽ありゃ苦もあるさ。

人間は、大きな図体をしているのに、ほんの1、2滴のホルモンの
いたずらで、心が冷えていく、ものすごい苦しみを経験させられる
ことだってある。
いくら「気の持ちよう」といっても、ホルモンにはかなわない。

だから、自分の気分ともうまく付き合って、できることをやって
いけばいいんだろうと思う。

ゆうこちゃん。今度会う時には、ドリアンチップお土産にするからね。

2005年09月04日

通じた!

朝、なんだかいい事がありそうな気分で目が覚めた。
そして、メールチェックをすると、本当にすごい事が起こっていた!!

なんと! あの「平成・進化論。」に、私の感想が取り上げられていたのだ。
10万部に迫る勢いで購読者を増やしている、ビジネス系ではNO.1のメルマガ。


【お勧めメルマガ 「平成・進化論。」】
 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000114948.html

毎日発刊されているのだけれど、その9月1日号に、私にとってすごい発見となる
事が載っていた。
考えれば考えるほど、すばらしいアイディアで、興奮しているうちにどうしても
鮒谷さんにお礼をいいたくなって、メールを送ってしまった。
そうしたら、鮒谷さんが喜んでくださって、私の感想メールをメルマガに
掲載してくださった。という訳。

1年前、ビジネス系のメルマガがあるなんてことも知らずにいた私が
ひょんなことからこのメルマガと出会い、毎日愛読していくうちに
知らず知らずに、ビジネスにおける「キモ」の部分を読み取れる能力が
少しだけ、身に付いたのかもしれない。

鮒谷さんがメルマガで伝えてくれた事柄。
その重要性に気づき、お礼メールを鮒谷さんに送る。
お礼メールに鮒谷さんが応えてくださる。

このキャッチボールを通して、気持ちが「通じた!」ことを実感。
感動。

自分のブログも、方向転換して、「一流の通訳者」を目指して
学ぶ、その軌跡をつづっていこうと行動を開始した矢先の、
ハッピーな出来事。
「この方向で間違っていないのだ」ということを確信した。

鮒谷さんのメルマガに載っていた「大切なこと」は、
mixiなどのソーシャルネットワーキングサイトに参加されて
いる人にとっては、日々体感していることだけれど、それを
言葉にして理解すると、すごく大切な学びを得られると思う。

この場でメルマガを転載するわけにもいかないので、
mixiを利用した時間短縮術について興味のある方は
「平成・進化論。」に無料登録して、バックナンバーから
9月1日分のメルマガを読んでみてくださいね。