2007年03月23日(金)
マルチホーミング [タイの電脳事情 電脳街情報]
事務所でADSL回線を2回線引いて、マルチホーミングにしていますが、今まで手動でデフォルトゲートウエアを切り替えて気分次第で適当にやってきたために、あまり効率よくなかったので、できるだけ動的に負荷分散ができたらいいなと考えています。
やり方はいろいろありますが、まず簡単なのは負荷分散装置(ロードバランサ)兼マルチホームルータを設置すればいいそうです。LinksysのRV042も一つの例です。ただ値段的にちょっと高いので、一ヶ月間のお小遣いではちょっときついです。
逆にソフトウエアで制御したらどうかと調べたら、なんとPFSENSEというツールが公開されていました。古いパソコンに3枚のネットワークカードを差し、マニュアル通りにルールを設けて、設定すればうまくいくと思いますが、ちょっと引っかかったのはROUND ROBINで負荷分散を行っているところです。どれほど効果がでるかわかりませんが、単純に考えれば、絶対にROUND ROBINよりもっとインテリジェントなアルゴリズムがあると思うので、今度時間があるときゆっくり実験してみようと思っています。
備忘:
出入り口が二つあると、デフォルトゲートウエイの設定がややこしくなります。理想はAから入った場合、Bではなく、Aから出るというのがベストです。ACL(アクセスコントロールリスト)を設定できたらいいなと思って調べてみたら、なんとLinuxの世界ではiproute2が存在していることがわかりました。
ちなみに、次の2つのコマンドで、上記の要件に応えることができました。
sudo ip rule add from 192.168.1.yyy table 1 prio 10000
sudo ip route add table 1 default via 192.168.1.xxx
Posted by ぷーちゃん at 22時43分