2007年10月23日(火)
車の凹みを修理するタイの名人 [タイ生活]
車のドアの凹みを修理してもらいました。おそらく近所のデパートの駐車場でやられたと思います。このデパートの駐車場は車一台分のスペースが通常より狭いので、何も考えないでドア?Jけると、簡単に隣の車のボディーにぶつけてしまいます。なんとなく嫌な予感はしましたが、夕方の混んでいる時間帯さらにあまりにもお腹がすいたので30分だけなら大丈夫だろうと思いました。が、翌朝になって、あれ?左後のドアが凹んでいる、もしかすると、、、、といろいろなことを振り返ってみました。
ちょっとした「エクボ」のような凹み跡なら、あまり目立たないかもしれませんが、今回の傷跡は半端じゃなかったです。もしかすると子供が不注意にドアを開けたか意地悪い大人が力強くドアを開けたかといろいろな可能性が考えられます。
幸い、色が剥がれなくて何よりです。購入して半年しか経っていないのに、整備工場でドアを塗装し直すのはちょっともったいないすぎるし、できるだけデフォルトの状態をキープしておきたいと思って、塗装なしに凹み跡を直す方法を探しました。
Mazda3 , Jazzなどのタイの車フォーラム(掲示板)で情報を検索したら、塗装なしで「ラック・イム」=「エクボ」(小さな凹み)から大きな凹みまで短時間で直せる名人がいることがわかりました。その他に、ドライアイスで車の凹みを復活させる方法もありましたが、掲示板メンバーの何人かが挑戦してもだめだったらしいので、結局スィティチャイという名人にTelしてみました。
事情を説明したら、この程度の凹みなら、1つ300バーツで直せると親切に教えてくれました。ただバンコク市内のロータス・ラームイントラ店周辺まで来れなかったら、200バーツのガソリン代(バンコク市内の出張料金)が加算されるとのことでした。さっそく日時と場所を予約して、直してもらいました。
大きな凹みだったので、修理には約20分かかりました。直し方はまずドアのパネルを取り外して、鉄でできた工具で凹み部分を中側からゆっくり押して、元の状態に戻して、さらに金づちと小さなプラッチック(太い鉛筆のような形)で外側をゆっくり調整しました。仕上げは紙ヤスリ(細目)を少し磨いて、最後にワックスをかけて終了。簡単そうに見えますが、実際に手先がとても器用な方じゃないと到底無理です。神業だと思います。
一応名刺ももらったので、ブログに紹介します。通常個人のお客さんに対応する以外は、バンコク周辺の中古車屋で中古車の手入れをしているので、結構スケジュールがいっぱいで売れっ子状態のようです。興味のある方、トライしてみてください。
それにしても、本田フィットのボディーって薄いですね。
追記:日本ではこの作業のことを「デントリペア」と呼んでいるそうです。以下はこちらから引用しました。
まずデントリペアとは何か?と言うことですがデントリペアとは、車のボディーにできてしまった小さな凹み(デント)を、特殊な工具を使用してヘコミを内側から 押し出して、板金塗装せずに短時間で元通りに修復するという最新技術で鈑金とは違った様々なメリットがあります。
・ 板金塗装をしないのでオリジナル塗装がそのままで修復できます。
・ 作業時間が非常に短い。
・ 料金が安い。
・ 板金塗装をしないので修復歴がつかず査定額が下がりません。
その他の関連情報:DentJapanデントリペアスクール
Posted by ぷーちゃん at 19時29分
コメント
これ位の凹みを「半端じゃない」と思う感覚はまるで日本人の愛車精神(^^;)ですね。
それにしてもその場で簡単な道具で直す職人がいるというのがタイらしくて感心しました。
フィットに限らず、ホンダの鉄板は薄いですよ。その分、コストも下がるし、軽いので燃費も良くなるのですが、大事故の場合は大変ですが、多少鉄板が厚くても結果は大して変わらないということでしょう。安全運転を!
>うっちさん
愛車精神より愛妻精神のほうがつよいようです。(笑)
冗談はさておき、本当にホンダの鉄板が薄いですね。ボンネットもそうです。間違った閉じ方をしたら簡単に凹みそうです。(ボンネットを手で押さえないで、上から落としましょう。)
ここまできれいに修理できるもんなのですね。
以前、車の屋根に風で倒れた洗濯物の竿があたってしまい、へこみができてしまいました。旦那がこの手の修理屋にお願いしたらしいのですが、屋根部分は固くできているので、無理だと断られたそうです。やむなく修理工場で修理しました。あの時はえらい怒られました。
>ポォさん
Mazdaのフォーラムで紹介された画像を見たので、屋根も修理できるみたいですよ。手軽な値段なので、試してもいいのではないかと思います。