2006年11月05日(日)
LaTexでタイ語の本を作成する [タイの電脳事情 電脳街情報]
某大学の数学科の先生に頼まれて、「微分方程式」という参考書を印刷屋に入稿しました。タイ語で書かれた数学の本なので、数式がいっぱいのっています。原稿自体は LaTeX という組版ソフトで作成して、画面上で見た限りきれいに仕上がっています。
しかし、ちょっとオオボケしました。入念に原稿をチェックして、PostScript形式からPDF/X-1aに変換して入稿したのに、Distillerのデフォルト値(レターサイズ)のままで出力紙のサイズを確認していませんでした。
A4じゃないと困るので、もう一回ファイルを郵送しようかと思っているところですが、問い合わせしてみたら、用紙サイズの変更だけなら簡単に直せるということだったので、ほっとしました。しかし、安心するのが早かったです。数学の先生が取得したISBNに間違いがあって、バーコード作成プログラムに9桁のISBNを入れて、最後の検査数字(ISBN-CHECK-DIGIT)を出力して比較したら、全然違う数字が出たと報告を受けました。あわててISBNを発行してくれた機関に確認しましたが、すでに4時半すぎたので、次の日に持ち越しとなりました。
翌日になってわかったことですが、ISBNを申請した数学の先生が一桁メモし間違っていました。書面でやりとりすれば間違わないはずなのに、どうもFAXで申請して、15分後に電話で教えてもらったようなので、非常に危険なことをしているなと思いました。万が一印刷会社の担当者が気づかなかたっら、この本を発行した意味がまったくなくなると思います。
すでに印刷工程に入ったようで、来週中に出来上がる予定です。どのような形になるか非常に楽しみにしています。
Posted by ぷーちゃん at 21時08分