タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

タイ在住のタイ語翻訳者がのぞいたアメージングタイランド、タイの楽しいニュースをお届け

2008年12月05日(金)

医師と警察官の共通点 [タイで仕事]

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医師と警察官の共通点

翻訳の仕事をしていると、つくづく感じることがある。
医師と警察官の共通点である。

それは、「それはそれは見事な達筆」。
達筆を通り越して解読不可能な場合も多い。

困ったことに、2つの職業とも手書きで重要書類を作成する機会がある。しかも、頻繁に。

医師ならば、その代表的な物に診断証明書がある。
警察官ならば、その代表的なものに調書がある。

それらの重要書類を発行する際、彼らはその書類が後から他人に読まれるということを少しでも意識しているのだろうか。
自分が手書きで作成した書類が、保険請求その他の手続きのために外国語に翻訳されることがあるのを知っているだろうか。

英語かタイ語かの区別すらつかない手書き文章を前に、毎回悶絶するスタッフ。おかげでその手書き文章解読能力は、すでに超能力の域に達している。

「全国手書き文字解読コンテスト」というものがあれば、上位入賞間違いなしである。この特技、何か他のことに活かせないものだろうか。

Posted by てんも at 00時01分   パーマリンク

2008年07月31日(木)

ついに言えた! [タイで仕事]

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ついに言えた!

公共料金をおまけされてしまう、見た目で得する期待の新人が登場して早くも4ヶ月が経過した。

彼は書籍やホームページのデザインの仕事を担当している。もちろん日本語は話せない。

そんな彼がとまどっていた習慣が一つ。それは日本語の挨拶。オフィスでは、誰かが外にお使いに行くたびに日本語で挨拶が交わされる。
「行ってまいりまーす」「行ってらっしゃーい」
「ただいまー」「お帰りー」

スタッフは、挨拶というより「山」といえば「谷」のような暗号の意味で面白がって使っている。

期待の新人は、これができなかった。
英語も苦手な彼に、いきなり日本語を使えと言うのも無茶な話だ。語学に苦手意識を持っている人にとっては、外国語の響き自体が苦痛かもしれない。そうでなくともオフィスにはいきなり日本語で電話を始める私がいたりして、彼にとっては未体験な異空間のはずだ。だから余計なストレスを与えないためにも、無理強いせずにそのままにしていた。

ところが昨日。
思いついて試しに昼食から戻った彼に「おかえり〜」と声をかけると、一瞬の間の後に、「ただいま〜」と言うことができた。すごいじゃないか。

どうやら、毎日繰り返し耳にしている間に自然に覚えたらしい。
「繰り返し聞くこと」その大切さを改めて認識した。

Posted by てんも at 00時13分   パーマリンク

2008年05月12日(月)

新米駐在員さん [タイで仕事]

6年のタイ駐在生活を終えて日本に帰国する方とお食事をご一緒した。
その方は、「寂しいね」と、一言つぶやいた。

タイ語は日常会話レベルで操り、部下からの人望も厚い方だ。
部下もまた、寂しい思いをするのだろう。しかし、部下には新しい上司との関係を築き上げていく、という大仕事が待っている。
上司が変われば、仕事のやり方や部署内の雰囲気も、全く違うものになる。

食事の席には、新任の方も参加された。部下達にとって、新しい上司となる方である。タイに来て1週間になるというその方は、
「想像はしていましたけれど、言葉が全く通じないんです・・・」
と、悲痛な顔をしていた。

前任者のアドバイスはこうだった。
「まずは仕事よりも、自分の生活を確立すること。全てはそれから。」
翌日は、前任者の方が新米駐在員さんを連れて、伊勢丹、フジスーパーめぐりをするということだった。

そうだそうだ。とにかく今の時代、バンコクではほとんどの物が手に入る。バンコクに並ぶ日本の商品を見ながら、新米駐在員さんが少しでも元気になってくれるといいな、と思った。

Posted by てんも at 00時12分   パーマリンク

2008年02月05日(火)

こんな日もある [タイで仕事]

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こんな日もある

今週はなぜか、重要な仕事の締め切りがいくつも重なっている。本当に笑ってしまうくらい続々と、お得意様から大き目の仕事を短納期で、という依頼をいただいている。
仕事がない怖さを知っているので、仕事が来ることは嬉しいことだ。自分のやりたい仕事ばかりなんだから、嫌なはずがない。

でも、こんな時に限って家庭内に風邪ひきさんが大量発生し病院に連れて行ったり、オフィスには業者さんがやってきて仕事が中断されたり、仕事に集中できない事態が次々に発生した。

一体これは何なのだ。何の試練だ?そんな疑問が頭に浮かんだ。

午後になって、面白いことが起こった。お客様から立て続けに仕事の受領確認メールが届いたのだ。午前中に納品したものと、先週郵送で納品したものだ。
業務連絡のメールや広告メールが間に入ることなく、
「ありがとうございました」「助かりました」というお客様からのメッセージがずらっと並んで表示された。
そんな偶然に、心がほんわかあたたかくなった。

今日の試練はきっと、心の許容範囲を広げるための試練。
それから、仕事のスピードを上げるための試練。
そして、あったかいメールを連続して受取るというご褒美。

今日みたいな状態がずっと続くのは困るけれど、たまにはこんな日もあっていいかな、と思った。

Posted by てんも at 00時04分   パーマリンク

2007年12月29日(土)

働きマン達との出会い [タイで仕事]

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働きマン達との出会い

2007年は、今まで以上に人との出会いに恵まれた年だった。
特に、仕事ができる素敵な女性達との出会いが多かった。

GIPUではタイ語を専門に翻訳しているために、多言語翻訳会社さんとのお付き合いも多い。

英語、スペイン語、中国語、韓国語、タイ語・・・というように1度に複数言語に翻訳が必要な家電製品の取扱説明書等の翻訳は、通常以下のような流れになる。

クライアント→多言語翻訳会社→各言語専門の翻訳会社

GIPUにはタイ語のDTPに関する経験と知識があるが、多言語翻訳会社さんにはDTP全般に関する深い経験と知識がある。お互いの情報を交換しながら良い作品を作り上げていく過程はエキサイティングでワクワクするものだった。
中でも、担当者さんが仕事のできる方の場合、1回のメールでこちらが必要とする膨大な情報を漏れなく整理して伝えてくれ、その素晴らしい内容に感動することもしばしばだった。そして、その全てが女性だった。

多言語翻訳会社の日本人女性、中国人女性、タイ国内のお客さんのタイ人女性スタッフ、そして日本の出版社の女性編集者さん。彼女達と出会ったことで、さらなる仕事の楽しさを教えてもらい、そして学ぶことも多かった。
彼女達と出会えたことに感謝。来年も彼女達と一緒にいい仕事がしたい。

Posted by てんも at 00時13分   パーマリンク

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プロフィール

タイ語翻訳者

てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
連絡先:
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