2010年03月18日(木)
警察の調書 [タイで生活]
駐車場の我が家が契約しているスペースに、見知らぬ車が駐車していた。翌日にはいなくなるだろうと考えていたら、それから1週間、一向に車を動かす気配がない。
ご近所さんに聞いてみても、誰もどこの車か知らなかった。
張り紙もしてみたけれど、名乗り出る人はいない。
さすがに困るので、駐車場管理会社に相談したところ、まずは警察で調書を作成してもらって欲しい、と言われた。
警察に届け出た後で、管理会社がその車を運び出してくれる、ということだった。どこに運んで行くのか聞いたところ、警察にはそういう時のために車を保管するためのスペースがあるという。
それでだんなさんが警察に行ってきた。もらってきた調書の写しを見て、ありゃりゃ、と思った。
調書は縦長のノートに手書きで綴っていくスタイル。紙を節約するためか、前の事件の調書の直後に、次の事件の調書が始まっている。もらってきた写しの上半分は1件前の別の事件について書かれていて、その部分には斜線が引かれているだけ。つまり、事件の内容が丸見えなのだ。
一件前の事件は、無断駐車などという呑気な内容ではなかった。かなり深刻な事件の被害者の住所、電話番号が書かれているこの調書の写しを、駐車場管理会社の人を含め、これから一体何人の人が目にするのだろう。
ところで、車を一週間も放置して姿を現さない持ち主について、警察官の私的なコメント。
「どこに消えてしまったんだろうね。赤の集会にでも、行っちゃったかな〜」
あり得なくはないかもしれない、と妙に納得してしまった。
Posted by てんも at 14時54分