2006年05月08日(月)
8対6でタイ総選挙やりなおし [タイの政治経済]
4月2日の総選挙が無効になったと判断されました。
詳細はこれからタイの各新聞を読んでまとめますが、とりあえず、朝日新聞の国際ページの記事を引用します。明日あたり選挙委員会らが全員責任をもって辞任するかどうか注目したいところです。
タイ総選挙やり直しへ 裁判所「無効」判断 野党も参加
タイの憲法裁判所は8日、主要野党のボイコットで混乱が続いていた4月2日投票の下院選挙を「憲法違反があり、無効」と判断し、やり直しを命じた。この決定を受け、与野党はともにやり直し選挙への参加を表明した。タクシン首相が率いる与党が勝利するとの見方が強く、退陣を表明した首相の「復帰」も取りざたされている。
選挙の有効性をめぐる訴訟を審理していた憲法裁はこの日、14人の裁判官が投票を実施した。その結果、投票所で記入台が他人から見える位置に置かれ、投票の秘密が侵された▽投票日が不当に早く設定された――との点を違憲と認める判断が8人で過半数を占めた。
やり直し選挙の投票日は確定していないが、6月上旬から中旬にかけてプミポン国王の即位60年記念行事があるため、それを避ける形で設定される見通しだ。
Posted by ぷーちゃん at 21時25分
コメント
あれ?結構接戦だったんですね。もっと大差がつくかと思ってました。憲法違反の選挙を行った選挙管理委員会のメンバーはもちろん辞任して、新しいメンバーになるのでしょうか?
実は裁判官の半分以上はタクシン派です。
今回の王様の一言がなければ、このような結果にならなかったと思います。選挙委員会のメンバーは未だに辞任していません。何を考えているかわかりませんが、辞任=罪を認めると思っているのではないかと思います。