2007年09月15日(土)
JAVAはポインタだらけ [タイの電脳事情 電脳街情報]
今学期から夜間のITの大学生にプログラミング言語序論を教えることになりました。今回はCではなく、JAVAが主役でした。受講した学生は全員で64名でしたが、後2週間で期末テストという時期に突入しようとする現在、なんと学生の6割がどこかに消えてしまいました。
一体何がいけないだろうと考えました。どうやら条件分岐、ループ辺りの初歩的な段階で多数の脱落者が現われ、インスタンスの生成、変数のスコープ、メソッド等の内容がさらに加わり、最終的に配列、各インスタンスへの参照(要するにC言語のポインタ)に入って、決定的な要因となってしまいました。
残っている4割の学生の理解もちょっとあやふやで、どちらかというと不合格ラインでウロウロしているようです。
正直言って、オブジェクト指向の概念を導入する以前の問題です。タイの専門学校を卒業した者は基本的に理論的にものごとを考えるように教わったことがないから、場合わけしようなどを言っても、さっぱり理解できないみたいです。
本当にここは大学なのかと一瞬戸惑いましたが、やはり日本のような教え方はあまりにもレベルが高すぎて、皆内容についていけなくなったのではないかと思います。
(例えば、ある点がすでに与えられた二つの点で結ばれた直線状にあるかどうかを調べようなどのプログラム)
それに対して、コンピュータオリンピックを目標にしている高校生のほうが全然教えやすかったです。教えるというより単にアドバイスだけで済んでしまいました。(笑)
Posted by ぷーちゃん at 00時44分