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2006年03月09日(木)

IPv4 Vs. IPv6 [タイの電脳事情 電脳街情報]

一般的に知られていることだと思いますが、現在のIPアドレスは未だにバージョン4(IPv4)のままです。インターネットで使われているホストやデバイスなどを特定するために、IPアドレスが使われています。ただバージョン4で定められているアドレスの長さはたった32ビットだけで、結果的に2の32乗のアドレス空間しかありません。この2の32乗という数字はどれくらい大きいか想像つかない方がいるかもしれませんが、2の30乗が一ギガ(十億)だと暗記してしまえば、2の32乗は40億だと導くことができます。

お金ならば、巨額な額に違いありませんが、各国のホストやデバイスを特定するために使われてしまうと、実は足りていないようです。

アドレス不足問題を解消するために、IPv6が何年も前から提案されましたが、残念ながら、まだ本格的に利用開始がされていません。IPv6のアドレス長は128ビットだと定められているので、現在のIPv4のアドレスより2の96倍多いです。このほかに、少し突っ込んだ話になりますが、IPv6のヘッダがIPv4と違って、40バイトに固定されているので、ルータの処理が早くなり、通信の遅延時間が少なくなります。結果的にリアルタイムアプリケーションによく適用されます。さらにIPv6を採用すれば、より安全性の高いセキュアなネットワークを構築することができます。

そんなにすごいものなら、なぜ未だにIPv4が使われているかと疑問が生じるでしょう。

それはIPv4のアドレスの枯渇を緩和するのに、開発されたNATという技術があるからです。NATとはNetwork Address Translatorの略で、この機能を利用することにより各デバイスにグローバルなIPを割り当てなくて済みます。内部で複数のプライベートIPを使って、外部とやりとりを行うときのみ、一つのグローバルIPだけでも相手とやりとりできます。

そのほかに、ハードウエアデバイスの寿命と価格も原因だと考えられます。すぐIPv6に移行するところがあるかもしれませんが、コスト的に厳しいなところもあるので、しばらくの間移行時間が必要でしょう。

つづく

Posted by ぷーちゃん at 03時13分

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