2006年03月05日(日)
タイ総選挙のまめ知識 [タイの政治経済]
タイの議会は基本的に上院と下院の2つに分けられています。上院議員は今まで王様により任命されましたが、97年に改正された憲法により上院議員も下院議員も国民によって選ばれることになりました。
上院議員の定員は200人で、在任期間は6年間となっています。
一方、下院議員の定数は500人で在任期間は4年間ですが、そのうちの100人は比例代表選挙制(パーティリスト)で決められ、残りの400名は県を選挙区として小選挙区選挙という制度によって選ばれます。
現在のタイ国憲法の第204条によると、議員兼職が禁止されています。したがって、その400人の下院議員の誰かが大臣または総理大臣として選ばれたら、補欠選挙の必要性が生じます。これに対して、比例代表制の100人の下院議員の場合、他の職務を任命されたら、101人目の候補者から順番に下院議員に繰り上げ当選します。
Posted by ぷーちゃん at 01時16分