2010年02月02日(火)
叩く先生 [アメージングタイランド]
タイの小学校では、生徒を叩くために「じょうぎ」「はたき」(柄の部分使用)などなど、専用の道具を数種類用意している先生がいるらしい。
用意された道具から子どものいたずらの度合いによって最適なものを選び、子どもの手の平を叩くそうだ。
小学校高学年の子がいる知人から聞いた話。
学校では毎日、「学校牛乳」が配布される。
配布されるのは給食の時間ではなく、授業と授業の合間。
いつもはおばちゃんが運んで来たらすぐに飲むことになっていたが、たまたまその日は授業が長引いて、牛乳を飲む時間がずれてしまった。運ばれた要冷蔵の牛乳は、1時間ほど暑い廊下に置かれたまま。
ようやく授業が終わると先生は
「全員しっかり牛乳を飲むんですよ」と言い残して、職員室に帰っていった。
係の子が牛乳を配り、飲み始めた子達が騒ぎ出した。
「この牛乳、変な味がする」
長時間廊下で放置しておいたので、いたんでしまったらしいのだ。
牛乳の味がおかしいことに気づいた子ども達はどうしたか。
全員、がんばって牛乳を飲んでしまったそうだ。
味がおかしいことに気づきながら、先生にそのことを伝えに行く勇気がなくて。牛乳を残すと先生に叩かれるから。
ある子の「ちょっと酸っぱいヨーグルトを飲んでると思えばいいよ。」という発言をきっかけに、クラス全員が「先生に怒られるよりは」と、グイーっと酸っぱい牛乳を飲み干したという。
・・・そんなに怖いんだ。
小学校の先生といえば、「優しい」という印象しかなかった私にとって、ちょっと驚きの話だった。
Posted by てんも at 12時38分