2009年11月29日(日)
3つ目の課題と4つ目の課題 [スコータイ大学]
3つ目の課題には3日目の午後3時間が与えられた。
大量割引きの求めに応じるべきか否かを分析したり、新しい機械を導入することの妥当性を分析したりする内容だった。
財務諸表から変動費を求め、どの程度の割引までなら損失を出さずに応じることができるかを求めたり、現在価値を使って設備投資について分析したりした。
またまたグループ替えをしてメンバーを入れ替えての3つ目の課題。この頃にはクラスの友達の顔は全て覚え、仲良く課題に取り組むことができた。
またこの頃から、これほど中身の濃い課題に取り組むには2泊3日の日程ではやはり短かすぎる。4泊5日は妥当な長さなのかもしれない、という風に気持ちが変わってきた。
外界から切り離され、3食+おやつ+軽食を用意してもらい、好きなだけ食べることができて、部屋の掃除もしてもらえる。課題に一心不乱に取り組むことができる環境なんて、通常の生活では考えられない。ある意味恵まれた環境だ。
合宿も後半にさしかかった。残るはあと2つ。4日目の午前中までかかる大きな課題と、4日目の午後の時間を利用する5つ目の課題。
これは本当になんとかなりそうだ。このまま5日間乗り切れるかもしれない。
夕食を終えて教室に戻ると、4つ目の課題が配られた。管理会計だ。
原材料費や光熱費を仕掛品や間接製造費に仕訳していく。なんともややこしく、複雑な作業のイメージがあるけれど、テキストをめくりながら取引を一つずつ仕訳していく。
その作業を繰り返しているうちに、私は会計の魅力に改めて気づいた。
どんな取引も、全てが仕訳で表現することができる。それはどこか少し翻訳作業にも似ていて、やりがいのある作業だった。
4つ目の課題は、先生が項目を減らしてくれたりしたので少し余裕を持てた。そこでみんなで少し早めに部屋に戻ることに。時計を見ると11時。
「今日は早く終わってよかったね」
みんなで笑顔で教室を出た。
2日前には、11時まで教室にいてフラフラになっていたというのに、今は11時に終わったことを「意外に早く終わった」と喜んでいる自分がいる。
短期間でずいぶんと自分の気持ちが変わったことがおかしかった。
Posted by てんも at 00時29分