タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

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2006年02月20日(月)

禁断の味 [タイ料理]

最近発見した不思議な法則。

病院の食堂は、すごくおいしい。

少なくとも、私がたまに出入りしている病院は2箇所とも、ものすごくおいしい。
街中の屋台顔負けのおいしい一皿料理を出してくれるのだ。

病院の食堂というと、「学食」「社食」と同じで、「まずい」というイメージを勝手にもっていたのだけれど、予想を裏切るおいしさ。

そこで私がよく食べるのが、バミーヘーン。
ラーメン用の麺を茹でてお湯を切り、ラーメンスープをかける代わりに、麺に直接調味料をからめ、その上からモヤシ、ネギ、ひき肉などを乗せる。
一番上にはワンタンの皮の揚げたのを乗っけてくれる。

カリカリのワンタンの皮を、バリバリに砕きながら麺をかき混ぜ、全体に良くなじんだところで食べる。

調味料に使用されるのはナムプラー、砂糖、ピーナッツ粉末、レモン汁などなど。この店の調味料の配合が絶妙で、甘酸っぱいおいしいバミーヘーンが出来上がる。

先日、この店のバミーヘーンをテイクアウトにしてオフィスで食べた。袋を開けたとき、???おや?と思った。

麺の色が、赤い。

唐辛子が入っている!!

何の間違いか、頼んでもいないのに、唐辛子を入れてくれたようだ。普通、唐辛子や砂糖などの調味料は調理済みの麺とは別に、客が好みで入れるように小分けになったものをくれる。それなのに、このときはなぜか直接麺に唐辛子が振り入れてあったのだ。恐らく、店の人がついうっかり普段自分が食べる要領で唐辛子を入れてしまったのだろう。
普段辛い料理は食べないのに、困った・・・。

しかし、まさか食べないで処分するわけにもいかず、思い切ってそのまま食べることにした。

一口、二口。やはり、ピリピリと辛い。水に手が出る。

しかし、食べ続けているうちに、辛さがカーッと全体にまわり始め、なぜか辛さが快感に変わった。
体から汗が吹き出て、顔がボーっと熱く、すごい状態なんだけれど、気分は爽やか。

ほんの少し、唐辛子の魅力を知ってしまった。

その後、自分で料理に少しだけ唐辛子を入れたりするけれど、あの味にはならない。
こわごわと少しずつ入れているからだろうか。
あの味は、辛さ慣れしている人が躊躇することなくどさっと唐辛子を入れて、それと同じくらい砂糖やナムプラーを入れることによって生み出されるものなのかもしれない。

わざわざ唐辛子入りのバミーヘーンを食べるつもりもないので、あれ以来、辛いバミーからは遠ざかっているけれど、また縁があったら食べてみたいものだ。

Posted by てんも at 11時25分

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てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
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