2006年02月27日(月)
タクシン首相の評判 [タイで生活]
タクシン首相への批判が高まっトいる。
与党の中からも、タクシン首相への反発を表明している人もいるし、大学関係者や高校生レベルまで、首相の辞任を要求する人々が日を追うごとに増えている。
そんな中、なぜか、われらがモーリさんはタクシン派なのだ、ということを、今日知った。
反対派勢力のことを、「国の平穏を乱すグループ」だと言う。モーリさんは大変に素直で、反骨精神旺盛というよりは、他人の意見を参考にして物事を考えるタイプなので、おそらくモーリさんのお友達(早期退職した教育関係者グループ)の間では同様の意見が主流なのだと思う。
たしかに、タクシン首相は公務員の給料を何度もアップしてくれているのだから、これくらいの見返りはあってもいいのかもしれない。ただし、公務員の給料アップに使われたのは、首相の私財ではなく、税金だけれど。
Posted by てんも at 02時33分 パーマリンク
2006年02月26日(日)
狭いタイ社会 [タイで生活]
世間も狭いけれど、タイ社会はもっと狭い! というのは、タイ関係者の皆さんならきっと感じたことがあると思う。
知り合ったばかりの人と自分との間に共通の友人がいるというのも珍しくない。
でもやはり、その度に驚き、人の縁の不思議を思う。
先日も、そんな出会いがまた一つ。
とてもエネルギッシュに、いろいろな場で責任者や代表者を引き受けて活躍している女性と名刺を交換した。私の名刺に目を落とした瞬間、彼女が「あ!」
彼女は私の会社を知っていた。知り合いから聞かされていたという。
その知り合いというのが、昨年末に感動の出会いをした方だった。
二人でしばし感慨にひたりながら、話がはずんだ。
今度はぜひ、共通の知り合いも交えて3人で話をしたいものだ。
その日は他にもご近所に暮らすタイ人と結婚した日本人ワーキングママさんたちと出会うことができた。
どんどん、タイ在住者の輪が広がって行くなぁと実感した日だった。
Posted by てんも at 19時49分 パーマリンク
2006年02月25日(土)
屋台の事情 [タイで生活]
タイの屋台は、持ち込み禁止なんて硬いことは言わない。
それどころか、隣の屋台のジュースや、その隣のおやつまで、一緒に注文をとって、支払いも一緒に受け付けてくれる。あとで屋台同士で売り上げを清算するという仕組み。
たとえば、ラーメン屋さんに座って、ラーメンと一緒にジュースとカキ氷を注文すると、ラーメン屋さんがジュース屋さんに合図が行き、ジュース屋さんからジュースとカキ氷が出前される、というもの。
そして会計の時も3品あわせた料金をラーメン屋さんに払うと、ラーメン屋さんがコップを下げに来たジュース屋さんにジュース代とカキ氷代を支払う。
その際マージンは取らない。
お客さんにとっても、ジュース屋さんに座って飲むジュースとラーメン屋さんに座って飲むジュースの料金は同じだし、ジュース屋さんにとっても、売り上げは一緒。ラーメン屋さんに手間賃を支払うことはない。
いわば、共存している、ということ。
ところが、この共存の法則が崩壊している場所もある。
店主同士の仲が悪いとき、お互いの店の商品を持ち込み禁止にする、というルールが採用されるのだ。
これはお客にとっては迷惑な話なのだけれど、店主は売り上げよりも自分の感情を優先してしまうのだ。
例えば、近所のムー・サテ(焼き鳥の豚肉バージョン)とクィティアオ(麺料理屋)の店がその典型的なパターン。
ムー・サテの店には「クィティアウの持ち込み禁止」の張り紙までしてある。
両方食べたい時、これは非常に迷惑なルールである。
仕方ないので、麺を店で食べた後にムー・サテをテイクアウトにしたりするしかない。
お客の幸せのためにも、早く仲直りして欲しいのだけれど、だめなのかなぁ。
Posted by てんも at 15時40分 パーマリンク
2006年02月24日(金)
タイの国花 [タイで生活]
「タイのサクラ」にそむちゃいさんが書き込んでくださった、ゴールデンシャワー。タイの国花である。
スタッフに国花でしょ?と聞いたら、
「知らない」
だって(笑)
あまりに鮮やかだったので撮ってみたけれど、携帯電話で撮ったので、鮮度はいまいちかな。
タイはまた、どんどん暑くなってきた。蒸し暑い。
そしてみかんは少し皮が厚くなってきた。
また来年の年末に、食べるとするか。その日までしばしのお別れ。もちろん、市場では一年中売っているし、普通のタイ人はみんな一年中食べているけれど、私にとってのみかんは年末年始の限られた時期だけの限定果物なのだ。
これからはいよいよ、ドリアンの季節がやってくる。
Posted by てんも at 00時04分 パーマリンク
2006年02月23日(木)
I will survive. 〜僕は生きていく〜 [タイで仕事]
初めての翻訳本が完成。とても綺麗な本にしていただいた。
エイズで両親を失ったエイズ孤児達が社会(特に学校や医療施設の人々)の偏見や差別にさらされながらも、血のつながりのない育ての親の愛情に恵まれ、たくましく生きていく、実話に基づいた3つの物語。
タイ赤十字社とチュラロンコン大学の共同企画で、物語の執筆はチュラの医学生が担当した。
この物語を各国語に翻訳するにあたり、日本語訳を弊社が担当させていただいたのだ。
少々の医療専門用語も含まれていたので、日本語の校閲は私の前の職場の先輩日本人女性Yさんにお願いした。
その時はじめて、Yさんがチェンマイにあるエイズ孤児施設の理事をしていることを知った。
月に数度、週末に夜行バスでチョンブリからチェンマイまで様子を見に行くらしい。
Yさんから興味深い話を聞いた。
最近ロングステイでチェンマイに滞在している日本人ご夫妻から、ボランティアで施設を訪問して子供達にクッキーの焼き方を教えてあげたいので、車で送迎してくれないか、と申し出を受けた。
施設に常駐している日本人の方は丁重にお断りしたという。
なぜか。
施設に送迎車を出すほどの余裕がない、というのが一つの理由。
もう一つの理由は、バターのたっぷり入ったおいしいクッキーの味を覚えてしまって、その後もクッキーばかり食べたがって施設のごはんやお菓子を食べないようになると困る、というものだった。
常に子供達と一緒にいる方からすると、一般の人の好意による申し出が、ありがた迷惑になることもある。しかし、ロングステイのご夫妻はもちろん好意から申し出をしたのだから、断り方もすごく難しかっただろうと思う。
ボランティアというのは難しいものだ、とつくづく思った。
Posted by てんも at 00時00分 パーマリンク
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