2006年02月24日(金)
タイの国花 [タイで生活]
「タイのサクラ」にそむちゃいさんが書き込んでくださった、ゴールデンシャワー。タイの国花である。
スタッフに国花でしょ?と聞いたら、
「知らない」
だって(笑)
あまりに鮮やかだったので撮ってみたけれど、携帯電話で撮ったので、鮮度はいまいちかな。
タイはまた、どんどん暑くなってきた。蒸し暑い。
そしてみかんは少し皮が厚くなってきた。
また来年の年末に、食べるとするか。その日までしばしのお別れ。もちろん、市場では一年中売っているし、普通のタイ人はみんな一年中食べているけれど、私にとってのみかんは年末年始の限られた時期だけの限定果物なのだ。
これからはいよいよ、ドリアンの季節がやってくる。
Posted by てんも at 00時04分 パーマリンク
2006年02月23日(木)
I will survive. 〜僕は生きていく〜 [タイで仕事]
初めての翻訳本が完成。とても綺麗な本にしていただいた。
エイズで両親を失ったエイズ孤児達が社会(特に学校や医療施設の人々)の偏見や差別にさらされながらも、血のつながりのない育ての親の愛情に恵まれ、たくましく生きていく、実話に基づいた3つの物語。
タイ赤十字社とチュラロンコン大学の共同企画で、物語の執筆はチュラの医学生が担当した。
この物語を各国語に翻訳するにあたり、日本語訳を弊社が担当させていただいたのだ。
少々の医療専門用語も含まれていたので、日本語の校閲は私の前の職場の先輩日本人女性Yさんにお願いした。
その時はじめて、Yさんがチェンマイにあるエイズ孤児施設の理事をしていることを知った。
月に数度、週末に夜行バスでチョンブリからチェンマイまで様子を見に行くらしい。
Yさんから興味深い話を聞いた。
最近ロングステイでチェンマイに滞在している日本人ご夫妻から、ボランティアで施設を訪問して子供達にクッキーの焼き方を教えてあげたいので、車で送迎してくれないか、と申し出を受けた。
施設に常駐している日本人の方は丁重にお断りしたという。
なぜか。
施設に送迎車を出すほどの余裕がない、というのが一つの理由。
もう一つの理由は、バターのたっぷり入ったおいしいクッキーの味を覚えてしまって、その後もクッキーばかり食べたがって施設のごはんやお菓子を食べないようになると困る、というものだった。
常に子供達と一緒にいる方からすると、一般の人の好意による申し出が、ありがた迷惑になることもある。しかし、ロングステイのご夫妻はもちろん好意から申し出をしたのだから、断り方もすごく難しかっただろうと思う。
ボランティアというのは難しいものだ、とつくづく思った。
Posted by てんも at 00時00分 パーマリンク
2006年02月22日(水)
タイのサクラ [タイで生活]
COCOさんの羽アリ騒動から数週間、気づけばタイのサクラが咲いていた。
ふわふわの花びらは、本家のサクラよりは濃い目のピンク色。
咲いている時も美しいけれど、散ってからも道路をピンク色に染めている。
高校時代、桜並木の下を歩いて通学したことを思い出した。
mixiの出身高校のコミュニティで、国立(くにたち)の大学通りのことが話題になっていた。世代が違えば会ったこともないのだけれど、別々の場所でそれぞれに暮らしている人たちが、同じ時期に同じ場所に胸をキュンとさせている。
心がほんわか、あったかくなった。
これからは、タイのサクラを見るたびに、どこか別の場所で同じように高校時代を思い出しているであろう沢山の人のことも思うのだろうな。
Posted by てんも at 06時31分 パーマリンク
2006年02月21日(火)
魚料理 [タイ料理]
8年前、タイに来たばかりの頃はストレスばかりだった。
インターネットは遅いし、プツプツとよく切れ驕Bそれより我慢できないのが、予告なしの停電で、1時間かけて書いたメールが一瞬にして消えることもあった。
そんなストレスばかりの生活で、ちょこっとご機嫌が直る瞬間があった。それは、食事時。
タイはとにかく、魚がおいしい。
私が暮らしているのが海の街だからだろうか。市場には新鮮な魚介類が山積みになっているし、屋台にも魚料理が豊富で、手軽な値段で魚のから揚げや、焼き魚、煮魚を買うことができる。
その中でもお気に入りは、2度揚げされた魚。 マンボーの赤ちゃんのような姿をしているマナガツオ(プラー・ジャラメッ)など、小骨まで食べることができて、いかにもカルシウムの補給をしている、という感覚が嬉しかった。
もっと小さい魚なら、背骨ごとバリバリ食べることもできてしまう。
今日久しぶりに、干物に火を通してある魚を買ってきた。
手でちぎってご飯にまぶすだけでも、すごくおいしく食べられる。幸せ。
市場には、珍しい魚介類の干物に混じって、おなじみのジャコもある。
そのまま食べるには少し塩気がきついけれど、水で軽く洗ってご飯に混ぜ込むと、おいしいジャコオニギリができてしまうのだ。おひたしに振りかけても、カルシウムたっぷりの一品が手軽に完成する。
このお気に入り食材を、明日、バンコクのお友達にお届けする予定。二人とも、気に入ってくれるといいな。
Posted by てんも at 00時21分 パーマリンク
2006年02月20日(月)
禁断の味 [タイ料理]
最近発見した不思議な法則。
病院の食堂は、すごくおいしい。
少なくとも、私がたまに出入りしている病院は2箇所とも、ものすごくおいしい。
街中の屋台顔負けのおいしい一皿料理を出してくれるのだ。
病院の食堂というと、「学食」「社食」と同じで、「まずい」というイメージを勝手にもっていたのだけれど、予想を裏切るおいしさ。
そこで私がよく食べるのが、バミーヘーン。
ラーメン用の麺を茹でてお湯を切り、ラーメンスープをかける代わりに、麺に直接調味料をからめ、その上からモヤシ、ネギ、ひき肉などを乗せる。
一番上にはワンタンの皮の揚げたのを乗っけてくれる。
カリカリのワンタンの皮を、バリバリに砕きながら麺をかき混ぜ、全体に良くなじんだところで食べる。
調味料に使用されるのはナムプラー、砂糖、ピーナッツ粉末、レモン汁などなど。この店の調味料の配合が絶妙で、甘酸っぱいおいしいバミーヘーンが出来上がる。
先日、この店のバミーヘーンをテイクアウトにしてオフィスで食べた。袋を開けたとき、???おや?と思った。
麺の色が、赤い。
唐辛子が入っている!!
何の間違いか、頼んでもいないのに、唐辛子を入れてくれたようだ。普通、唐辛子や砂糖などの調味料は調理済みの麺とは別に、客が好みで入れるように小分けになったものをくれる。それなのに、このときはなぜか直接麺に唐辛子が振り入れてあったのだ。恐らく、店の人がついうっかり普段自分が食べる要領で唐辛子を入れてしまったのだろう。
普段辛い料理は食べないのに、困った・・・。
しかし、まさか食べないで処分するわけにもいかず、思い切ってそのまま食べることにした。
一口、二口。やはり、ピリピリと辛い。水に手が出る。
しかし、食べ続けているうちに、辛さがカーッと全体にまわり始め、なぜか辛さが快感に変わった。
体から汗が吹き出て、顔がボーっと熱く、すごい状態なんだけれど、気分は爽やか。
ほんの少し、唐辛子の魅力を知ってしまった。
その後、自分で料理に少しだけ唐辛子を入れたりするけれど、あの味にはならない。
こわごわと少しずつ入れているからだろうか。
あの味は、辛さ慣れしている人が躊躇することなくどさっと唐辛子を入れて、それと同じくらい砂糖やナムプラーを入れることによって生み出されるものなのかもしれない。
わざわざ唐辛子入りのバミーヘーンを食べるつもりもないので、あれ以来、辛いバミーからは遠ざかっているけれど、また縁があったら食べてみたいものだ。
Posted by てんも at 11時25分 パーマリンク
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