2006年02月18日(土)
愉快なお客様 [タイで生活]
数ヶ月に一度、お食事会を開催している。
メンバーは、ゴルフと落語がプロ級の腕前の梅じぃと、いつも工場の中を走り回っている駐在員若手ナンバーワンのニナー。
そして、たちのさん。でもたちのさんは残念ながら日本に本帰国されてしまったので、今は電話参加のみ。
元々は、全員が日本各地からタイに集合して同じ会社で働いていた。
それが今は、4人ともばらばらの場所で働いているけれど、まだタイ国内にいる3人がたまに集まっていると言うわけ。
先日のお食事会は、少し変則的な会だった。
参加者が、いつもの3名からなんと7名に増えたのだ。
その内訳は、いつもの3名のほかに、駐在員1人、そして日本からのお客様3名。
実はこのお客様3名はたちのさんのお友達で、タイにゴルフに来ていたのだ。
ゴルフプロ級の梅じぃが「たちのさんつながり」ということでゴルフ場の予約を頼まれたのだが、それだけではなく、一緒にゴルフまでしたらしい。
そして4人で意気投合。
今回が初対面だったというのに、私が参加した食事会の時にはすでに長年の知り合いのように、楽しそうに語らっていた。
嬉しくなって私もすぐに仲間に入れてもらう。
3人は、ゴルフ三昧の旅行中に自力でチェンマイにも行ってきたという。なかなか立派である。元校長先生と銀行役員とゴルフ場支配人という、偉い人たちなのだけれど、一緒に食事をすればただの愉快なおじさんたちだ。
「いやぁ、珍道中だけどね、3人いればなんとかなるもんだね」
「今日はみなさんと食事ができて落ち着くなぁ」
「うん。普段は言葉が通じないからカオパットばかりだよ。でも、あのカオパットうまいね〜!!」
話はどんどん盛り上がる。
現地在住組と旅行組の交流会も楽しいものだなぁと思った。
日本から来るお客さんは、旅行を楽しんでいる反面、言葉があまり通じないことでほんの少し、心細さも感じている。
そんな時に、現地にしっかり根を張って、仕事と遊びを楽しんでいる現地駐在員さんと出会うと、きっと心強いのだと思う。
現地組も、本当に気のいい人達ばかりなので、お客様をお迎えして嬉しそうに盛り上がっている。
宴会のさなかに皆でたちのさんに電話。
楽しい宴会の様子を報告。
たちのさんつながりというだけで、相手を信頼できてしまう、たちのさんの存在はすごい。
そして、3人組も、校長と役員が小学校の同級生で、支配人と役員は客とサービスする側の関係だったのが、いつの間にか仲良しトリオになったらしい。人のつながりは、本当に面白い。何がきっかけでも、友達になれてしまう。
そして、一緒に食事をしながら会話を楽しむ。
人は、たったそれだけのことから、楽しい気持ち、嬉しい気持ち、元気、勇気、やる気、いろんなポジティブな気持ちを生み出して共有できるものだなぁと、人間の持つ潜在的な能力を実感した夜だった。
Posted by てんも at 00時45分