2009年10月03日(土)
多分、2回目 [タイで生活]
久しぶりに行った紀伊國屋書店で、だんなさんがおもむろに2冊の本を選んだ。英語の基礎をもう一度勉強したいのだという。
そのうちの1冊に、なんとなーく見覚えがあるような気が一瞬だけした。
翌日になって、その思いは確信へと変わった。
「問題精講」という言葉と、黄色い枠の表紙。
高校生のとき、夏休みの課題として出された英文法の問題集だ。
生徒の自主性を重んじるという素敵な校風の学校だったので、課題といってもやらなくても特に怒られなかった。だから私も最初はやるのかやらないのか自分でも分からないまま夏休みに入った。でも、暇だったのと、たまたまの気まぐれで最初のページからスタートして、毎日少しずつ。その時のノートはもう手元にないけれど、たしか無事に最後まで終わらせたのだった。
「1冊のテキストを終わらせた」という充実感をなんとなく覚えている。でも、残念ながらその後文法力が飛躍的に伸びたとか、そういう記憶はない。ピンとこないまま問題を解いていき、ピンとこないまま1冊終わってしまった、というのが正直なところだったように思う。この問題集の大事な部分を吸収することができなかったその理由が、今なら少しだけ分かる気がする。
ちょうど私も英語の基礎的な部分をおさらいしたいと思っていたところだ。今、もう一度やってみたら、大事なことが身についた実感が沸くだろうか。なによりもそのことに興味があるので、だんなさんには青色の長文問題の方を先に進めてもらい、黄色は私がしばらく借りることにした。
Posted by てんも at 00時12分