2009年10月05日(月)
国際関係 [タイで生活]
大学で「国際関係学」を専攻していた、という方と話をする機会があった。高校生のとき、そのインターナショナルな響きに憧れたものの、具体的なイメージがあまり湧かなかった学部だ。
彼女は政府関係の仕事をしていて、出張でタイに来ていた。彼女の仕事の成果=「日本の国益」という何やらすごい重大任務をこなしつつ、英語を駆使して各国を飛び回るその姿に、「国際関係学」はこういう仕事につながるのだな、と納得。
国際関係学を志望する人にとって、まさに憧れのキャリアを積んでいる彼女は、しかし毎月何度も海外出張が入る生活は、正直きつい、と言っていた。
ごまだれきな粉餅をお土産に持ってきてくれた彼女と、また機会があったらいろいろなお話をしたいと思った。
Posted by てんも at 00時03分 パーマリンク
2009年10月04日(日)
タイの読書人口 [タイで生活]
タイの読書人口は少ないと言われるけれど、タイの書店はいつもそれなりに人が入っているし、海外の雑誌のタイ語版もいろいろな種類が出ている。
本当にタイで本は読まれていないのだろうか?と、疑問だった。
そんなときに、たまたまタイの新聞(ターンセータギット)の過去の記事を発見。それによるとタイの書店数は2007年に1000店を超えたが、人口との比率でみると1店舗あたり3万人になるそうだ。タイの人口は6000万人を超えているので、これは読書世代のみを対象にした割合だと思うが、書店にそれなりに人がいる訳だ。
書店数が減っている日本に対し、タイの書店数は増えている。大手出版社アマリンプリンティングのラリン取締役もインタビューで2008年も不況の影響はそれほど受けておらず、今年も成長が期待できる、なんてことを言っている。
タイの出版業界が元気なのは、本好きにとって明るいニュースだ。
Posted by てんも at 00時41分 パーマリンク
2009年10月03日(土)
多分、2回目 [タイで生活]
久しぶりに行った紀伊國屋書店で、だんなさんがおもむろに2冊の本を選んだ。英語の基礎をもう一度勉強したいのだという。
そのうちの1冊に、なんとなーく見覚えがあるような気が一瞬だけした。
翌日になって、その思いは確信へと変わった。
「問題精講」という言葉と、黄色い枠の表紙。
高校生のとき、夏休みの課題として出された英文法の問題集だ。
生徒の自主性を重んじるという素敵な校風の学校だったので、課題といってもやらなくても特に怒られなかった。だから私も最初はやるのかやらないのか自分でも分からないまま夏休みに入った。でも、暇だったのと、たまたまの気まぐれで最初のページからスタートして、毎日少しずつ。その時のノートはもう手元にないけれど、たしか無事に最後まで終わらせたのだった。
「1冊のテキストを終わらせた」という充実感をなんとなく覚えている。でも、残念ながらその後文法力が飛躍的に伸びたとか、そういう記憶はない。ピンとこないまま問題を解いていき、ピンとこないまま1冊終わってしまった、というのが正直なところだったように思う。この問題集の大事な部分を吸収することができなかったその理由が、今なら少しだけ分かる気がする。
ちょうど私も英語の基礎的な部分をおさらいしたいと思っていたところだ。今、もう一度やってみたら、大事なことが身についた実感が沸くだろうか。なによりもそのことに興味があるので、だんなさんには青色の長文問題の方を先に進めてもらい、黄色は私がしばらく借りることにした。
Posted by てんも at 00時12分 パーマリンク
2009年10月02日(金)
季節の変わり目 [タイで生活]
台風が近づいた影響か、雨が多い。
しかも夕方になると強い風が吹く。そんな日に雨が降ると、スコールになる。
そんな日々が続いていたところ、ついに朝から冷たい風が吹くようになった。
本格的な超短期の「寒い」季節は11月だったはず。
でも今朝の風は秋の気配が感じられた。
しばらくこの涼しさが続くのか、一時的なお天気の気まぐれなのか。毎日暑い国で暮らしていると、少しの気温の変化にも敏感になるようだ。最高気温27度が「肌寒い」と感じてしまうのは、すでに感覚がずれているのかもしれないけれど。
Posted by てんも at 00時35分 パーマリンク
2009年10月01日(木)
プリンター用インクの下取り [タイで生活]
プリンター用インクの営業の電話が頻繁にかかってくるようになったのは、今年に入ってからだと思う。
電話で説明をする会社、ファックスで料金表を送ってくる会社、直接オフィスまで来て説明したい、という会社もあった。
そのほとんどが、新品のインクを代理店が販売しているのではなく、中古品。使い切ったカートリッジにインクを継ぎ足して販売しているらしい。
そのうち、珍しい電話がかかってくるようになった。
「使用済みインクのカートリッジを売ってほしい」というのだ。
「買ってほしい」というのなら断るけれど、「売ってほしい」というのに断る理由はない。いつもならそのまま捨ててしまうものを、保管しておけばいいのだ。
買い取りに現れた業者さんは、カートリッジを慎重に調べた。何度もインクを入れ替えた中古カートリッジは下取り値段が下がるらしい。そして出た意外な鑑定結果。
1個60バーツ。5個あったので、総額300バーツ。結構なお値段だ。
この業者さんでは、ひきとったカートリッジに自社のインクを充填して自社ブランドのインクとして販売するのだということだった。プリンターインク業界はなかなか奥が深そうだ。
Posted by てんも at 00時21分 パーマリンク
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