2009年10月03日(土)
多分、2回目 [タイで生活]
久しぶりに行った紀伊國屋書店で、だんなさんがおもむろに2冊の本を選んだ。英語の基礎をもう一度勉強したいのだという。
そのうちの1冊に、なんとなーく見覚えがあるような気が一瞬だけした。
翌日になって、その思いは確信へと変わった。
「問題精講」という言葉と、黄色い枠の表紙。
高校生のとき、夏休みの課題として出された英文法の問題集だ。
生徒の自主性を重んじるという素敵な校風の学校だったので、課題といってもやらなくても特に怒られなかった。だから私も最初はやるのかやらないのか自分でも分からないまま夏休みに入った。でも、暇だったのと、たまたまの気まぐれで最初のページからスタートして、毎日少しずつ。その時のノートはもう手元にないけれど、たしか無事に最後まで終わらせたのだった。
「1冊のテキストを終わらせた」という充実感をなんとなく覚えている。でも、残念ながらその後文法力が飛躍的に伸びたとか、そういう記憶はない。ピンとこないまま問題を解いていき、ピンとこないまま1冊終わってしまった、というのが正直なところだったように思う。この問題集の大事な部分を吸収することができなかったその理由が、今なら少しだけ分かる気がする。
ちょうど私も英語の基礎的な部分をおさらいしたいと思っていたところだ。今、もう一度やってみたら、大事なことが身についた実感が沸くだろうか。なによりもそのことに興味があるので、だんなさんには青色の長文問題の方を先に進めてもらい、黄色は私がしばらく借りることにした。
Posted by てんも at 00時12分 パーマリンク
2009年10月02日(金)
季節の変わり目 [タイで生活]
台風が近づいた影響か、雨が多い。
しかも夕方になると強い風が吹く。そんな日に雨が降ると、スコールになる。
そんな日々が続いていたところ、ついに朝から冷たい風が吹くようになった。
本格的な超短期の「寒い」季節は11月だったはず。
でも今朝の風は秋の気配が感じられた。
しばらくこの涼しさが続くのか、一時的なお天気の気まぐれなのか。毎日暑い国で暮らしていると、少しの気温の変化にも敏感になるようだ。最高気温27度が「肌寒い」と感じてしまうのは、すでに感覚がずれているのかもしれないけれど。
Posted by てんも at 00時35分 パーマリンク
2009年10月01日(木)
プリンター用インクの下取り [タイで生活]
プリンター用インクの営業の電話が頻繁にかかってくるようになったのは、今年に入ってからだと思う。
電話で説明をする会社、ファックスで料金表を送ってくる会社、直接オフィスまで来て説明したい、という会社もあった。
そのほとんどが、新品のインクを代理店が販売しているのではなく、中古品。使い切ったカートリッジにインクを継ぎ足して販売しているらしい。
そのうち、珍しい電話がかかってくるようになった。
「使用済みインクのカートリッジを売ってほしい」というのだ。
「買ってほしい」というのなら断るけれど、「売ってほしい」というのに断る理由はない。いつもならそのまま捨ててしまうものを、保管しておけばいいのだ。
買い取りに現れた業者さんは、カートリッジを慎重に調べた。何度もインクを入れ替えた中古カートリッジは下取り値段が下がるらしい。そして出た意外な鑑定結果。
1個60バーツ。5個あったので、総額300バーツ。結構なお値段だ。
この業者さんでは、ひきとったカートリッジに自社のインクを充填して自社ブランドのインクとして販売するのだということだった。プリンターインク業界はなかなか奥が深そうだ。
Posted by てんも at 00時21分 パーマリンク
2009年09月30日(水)
ドキッとする瞬間 [タイで生活]
オフィスの前にミニバスが停まるとドキッとする。
数年前に、一度来たことがあるのだ。車が停止する前に飛び降りて、「税務署です」と言いながらズカズカとオフィスに入ってきた集団が。お仕事の一環として、出張サービスのつもりだろうか、不定期に抜き打ちで外回りをするらしい。
納めるべきものは納めている。
それでも、「税務署」と聞くと無条件でドキドキするのはなんでだろう。
多分、警察官を見たときと同じだ。特にやましいことがなくても、なんだか緊張してしまうのだ。
だいたい彼らはいつも高圧的だし、友好的な態度とはほど遠い。
先日オフィスの前に停まったのは、新品のミニバス。お役所の車にしては新しすぎる。
「こないだ来たのとは違うから、違うよねぇ?」
スタッフに聞くと
「いえ。もしかすると、彼らが新車を購入した可能性も・・・」
なんてドキッとさせることを言う。
結局、その車はそのまま立ち去った。
何事もなくてよかった。
Posted by てんも at 00時04分 パーマリンク
2009年09月29日(火)
大掃除の季節 [タイで生活]
最近暗くなるのが早くなった。
夕方6時頃にはもう暗くなっている。そして7時には強風が吹き始める。
窓がガタガタ言うし、風がピューピュー音を立てるしで、にぎやかな一時。この時間に雨が降っていると大変なことになる。
突風に乗った雨は窓に直角に吹き付け、窓を伝わって落ちていく雨水が室内にどんどん流れ込んでくる。
家の中が大洪水である。
この雨水の洪水、建築時に相当なコストダウンをしたらしく何かと問題の多い我が家の特殊事情かと思ったら、近所のお友達の家も同様に雨水が入ってくるそうだ。この風とこの雨の勢いなら、それも仕方ないのかな、と思えてしまう。
とにかく、普段面倒でなかなかできない棚の裏を掃除できる季節だ。
何しろ、雨水が入って来ちゃうんだから、濡れては困るものは大急ぎで避難。
そして流れ込んだ雨水はぞうきんやモップで吸い取ってバケツにしぼっていく。バケツはすぐにいっぱいになるので、雨水をお風呂場に捨てて、また絞る。
棚の裏に流れ込んだ雨水を拭き取るために、棚を動かす。知らぬ間に落ちていたあれやこれやを拾い、拭き掃除。すでに雨水で濡れているので手間いらず。
もう部屋中の床掃除が完了したので、そろそろ夕方の嵐も終わってくれるとありがたいのだけれど、夕方の大雨、今年はあとどれぐらい続くのだろうか。
Posted by てんも at 00時34分 パーマリンク
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