2010年01月11日(月)
転職のお話 [タイで生活]
親戚の子が転職するという話を聞いたのは、年末のことだった。
年明け早々に、辞表を提出したらしい。ボーナスをもらってから辞めたそうだ。
転職先は、旧職場からそれほど離れていない場所にある。
「新しい職場は、より専門知識が活かせるから」と本人は希望に目を輝かせている。
でもこの転職話、少々心配なところがある。
前の職場でもらっていた給料は9,000バーツだというのに、新しい職場は20,000バーツもらえるという。
2倍以上である。
役職が付くのかと思ったら、そうではないらしい。
転職を機により職位が上がり、給料も数千バーツアップした、という話はよく聞く。そうやって転職しながらステップアップしていくのがタイ的出世の一つの方法だとも思う。
しかし、今回の転職は、金額が上がりすぎて逆に心配なパターンだ。
少し話を聞いてみたところ、
仕事内容は今までと大差ないが、勤務時間が確定しておらず、電話があった時に出社するそうだ。
出社時間が決まっていないということは、退社時間だって決まっていないということだ。そうなると、「残業代」は存在しないかもしれない。
これまでの会社は基本給は高くなくても、夜勤手当等をしっかり支給されていた。今度の会社はどうなのだろう。そのあたりのことを考えて上で決断したのだろうか。
転職の相談をされたのであればともかく、すでに転職が決定している彼に、あまり余計な質問をするのもどうかと思ったので、とりあえずは彼の転職をお祝いした。
私の心配は取り越し苦労かもしれない。
まだ20代の若い彼にとっては、何事も社会経験だ。私の心配が取り越し苦労で、新しい職場での仕事が、彼にとって楽しいものであるように祈った。
Posted by てんも at 00時13分