2010年01月10日(日)
お魚博士の見解 [タイで生活]
タイでポピュラーな魚、「プラートゥー」について、
「プラートゥーは、アジでもサバでもなく、プラートゥーである」ことを踏まえつつ、アジの仲間なのか、サバの仲間なのか、知りたいと思った。
そこで、我が家の頼れる見方、お魚博士に聞いてみた。
お魚博士は、水産が専門なのだが趣味が高じて今では情報学の先生をしているという、面白い経歴の持ち主。魚のこと以外にも、タイの文化や風習等、幅広い知識を持っているので、我が家では何か質問があるとお魚博士に聞くことにしている。
そのお魚博士に、プラートゥーについて質問してみた。
まずは、グルクマの写真を見てもらった。
http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M003962_1.htm
グルクマは日本では南の方でしか捕れない魚らしい。見た目はプラートゥーそっくりに見える。
お魚博士は言った。
「これはプラートゥーだね」
サバ科のグルクマ=プラートゥーということで、やはりプラートゥーはサバ科だった、ということが分かった。
博士によると、プラートゥーがアジの仲間でないのは、「ぜいご」がないことからも分かるのだという。
言われて見れば、たしかにプラートゥーにはゼイゴがない。
また、プラートゥー・ヌンが首を曲げているのは丸いカゴに入れて蒸す際に人工的に折り曲げられたとのこと。
「ヌン(蒸す)」とはいうが、実際にはガンガンに熱した塩水に、カゴに入れた魚を一気に入れて火を通し引き上げるそうだ。調理法としては「かまあげ」に近いらしい。
プラートゥー・ヌンは、そのままヤムにして食べることも可能だが、市場で並べられている間にハエ等が触れている可能性が高いので、できればそのまま食べる際にもレンジ等で加熱してからの方が安心ということだった。
こうして、お魚博士は今回も我が家の疑問を見事に解決してくれたのであった。
Posted by てんも at 00時25分 パーマリンク
2010年01月09日(土)
ATMの落とし穴 [タイで生活]
お正月に外出先でATMに向かっただんなさん、現金を引き出すことができなかった。
ATMは稼働している。しかし、「現金が不足しています」の表示。
長期休暇の時期は、ATMを利用する人の数が増える。
最初の頃に引き出す人は、快適に現金を手にすることができる。
しばらくすると、「1,000バーツ紙幣がありません。100バーツ紙幣のみですが、引き落としますか?」という表示に切り替わる。
そして100バーツもなくなると、現金を引き出すことができなくなってしまうのだ。
最近私はATMを利用することがないので気づかなかったが、5年以上前にすでにこんな状態だった。
ATMがあるから、と安心していると思わぬところで困ることになるのは、今でも変わらないらしい。
Posted by てんも at 00時13分 パーマリンク
2010年01月08日(金)
その寝相、もう少しなんとか・・・ [タイで生活]
モーリ(夫母)邸の飼い犬、エニーはそろそろ7歳になる。
メスだというのに、この寝相はなんとかならないものか。
この犬は丸々太っていて、いつでもごきげん。
そのくせ気が弱いので、知らない人が門に近づくと、ワンワン吠えながらどんどん後ずさって家の裏に逃げてしまう。
番犬失格。
ぽかぽか陽気の日、エニーはお腹を丸出しで寝る。
日本で家族同様に家の中で生活している犬ならともかく、
タイで「番犬」として飼われている犬がこんな無防備に寝るのはいかがなものか。
こっそり写真を撮ったら、気配に気づいて慌てておすましポーズ。
いまさらそんな恰好して寝たってダメなのだ。
写真はすでに、撮っちゃったのだ。
Posted by てんも at 00時04分 パーマリンク
2010年01月07日(木)
プラートゥーヌン [タイ料理]
丸々太ったプラートゥー(グルクマ)を大発見。この魚、見た目はアジに似ているけれど、サバ科らしい。タイではおなじみの魚。
市場で丸いカゴに入ったプラートゥー・ヌンを見ても買ったことはなかったけれど、これは堂々とした大きさで、興味をひかれた。
モーリさん用にも1パック購入。
ウキウキと自宅に戻ってさっそく調理開始。
調理といっても、すでに塩味がついて火も通っている状態なので、油でこんがり焼くだけ。モーリさんはいつも中華鍋にたっぷりの油でやっているので、私も真似して小鍋にたっぷりの油で、焼くというより揚げる状態に。
香ばしくきつね色に揚がったプラートゥーは、塩気もちょうどよくて、一部はお弁当のおかずにした。
また次回も購入しよう、と考えていたところ、モーリさんは「身がしっかりしていない。収穫してから蒸すまでに時間が経っているね」と一言。
海の町の主婦は、魚介類の鮮度に厳しいのであった。
Posted by てんも at 00時26分 パーマリンク
2010年01月06日(水)
見通す力 [読書の記録]
お正月休暇中に、順番待ちの「じっくり読みたい再読本」の列に割り込ませて読んでしまった「割り込み本第2弾」は、池上彰さんの「見通す力」。ついでに去年サラッと読んだだけの「見えざる手」が経済を動かす も再読してみた。
「見通す力」は、紀伊國屋書店の店頭で一目惚れしてしまった。「経済の大きな流れを感じられるようになりたい」と考えていた私にとって、タイミングの良い出会いだった。
この本のお陰で、2010年の目標を達成することは、人間が空を飛ぶことほど突拍子もなく難しいことではないのかもしれない、と思うことができた。
「誰も知らない秘訣」があるのではなく、「簡単で単純なこと」を実践していけば、目的地にたどり着くことができるようだ。ただし、その実践は、気が向いたときに行うだけではダメなのだ。継続的に毎日少しずつ積み重ねていくことが、大切なのだ。そうすれば、たとえ数年がかりでも必ず実現できる、そんな気がした。
これはもしかして、全ての分野に共通する基本ルールなのだろうか。
この本と出会った2010年のお正月は、振り返ったときに「分岐点」になっていそうな気がする。
Posted by てんも at 00時29分 パーマリンク
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