タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

タイ在住のタイ語翻訳者がのぞいたアメージングタイランド、タイの楽しいニュースをお届け

2009年12月09日(水)

バナナの様子 [タイで生活]

仕立屋さんにバナナをもらった。
なんでも、大量にもらって食べきれないのだそうだ。
この房まるごとでも、私にとっては「大量」だけれど、いったいどれぐらいの量のバナナをもらったのだろう。

丸々と太ったバナナだったので、熟れるのを楽しみに毎日の変化を観察してみた。もらった日は全体が緑色をしていた。

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バナナの様子

これは翌日の写真。左端のバナナが黄色くなってきた。

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バナナの様子

3日目の様子。
一気に全体が黄色になった。
でもまだ少し堅そう。スタッフによると、これぐらいのバナナは焼きバナナに最適らしい。

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バナナの様子

4日目。ついに食べ頃。
柔らかくて甘い。これだけのバナナはなかなか探せないと思う。

やっぱり食べきれないので、半分はだんなさんの職場に持って行ってもらったところ、職場の皆さんにも好評だったらしい。

Posted by てんも at 11時22分   パーマリンク

2009年12月05日(土)

削れない鉛筆と、削れない鉛筆削り [アメージングタイランド]

タイで売られている鉛筆削りでタイの鉛筆、特に色鉛筆を削ると、ボキボキ折れて、鉛筆があっというまに半分の長さになってしまうことがある。

鉛筆削りが悪いのか、鉛筆が悪いのか、その両方なのか。

そんなことでたまに困っていたら、
「長年三菱の鉛筆削りを愛用している」と教えてくれた方がいた。

その話を聞いて、日本から三菱製鉛筆削りを運んでもらった。ついでに鉛筆も買ってきてもらった。書き心地ばつぐん。

とりあえず優秀な鉛筆削りを入手したので、これで一件落着かと思ったら、そうでもないようだった。

さすがの日本の鉛筆削りにも、削ることができないタイ製鉛筆があった。削っても削っても、書けないのだ。

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削れない鉛筆と、削れない鉛筆削り

この逆パターン(タイの鉛筆削り+日本の鉛筆)の組み合わせも、だめだった。
やっぱり、書けなかった。

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削れない鉛筆と、削れない鉛筆削り

Posted by てんも at 00時41分   パーマリンク

2009年12月03日(木)

丸まった [タイで生活]

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丸まった

季節の変化があまり感じられないタイでも、温度差を感じることがある。
犬たちも、気温の変化には敏感らしい。

いつもデレ〜ンと寝ている犬たちが、最近は丸まって寝ている。

秋が、来たんだな。

Posted by てんも at 12時09分   パーマリンク

2009年12月02日(水)

帰宅 [スコータイ大学]

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帰宅

スコータイ大学用語で言う「スコータイ大学の塀の中」から出て、元の世界に戻る時がやってきた。

5日間の平均睡眠時間は4時間。
毎日7時間眠っている私にとって、普通じゃない5日間だった。無事に5日間の研修を終えることができたのは、ルームメイトとクラスメイトのおかげ。支え合って、励まし合う友達がいなかったら、初日から泣いて逃げ帰っていただろう。
 
難問を解くヒントをテキストから見つけ出してきた友達には、スコータイ大学のテキストが実は情報の宝庫だということを教わった。

夜中まで冗談と笑顔を忘れずに電卓を叩く友達には、会計の世界で生きる人間にとって大切な姿勢を教わった。

5日間で得た物があまりに多くて、自分の中ではまだ全てを消化できていない気がした。

たった5日間なのに、仲間の間に生まれた結束は堅く、大学との間に目に見えない絆もできた。私はタイに母校ができたのだ。

「卒業式で会おうね」そう約束して、友達と分かれた。
これから飛行機で地元に帰る人、長距離バスで地元に帰る人、そして、タクシーでバンコク都内のアパートに戻る人がいる。タイ全国から参加者がいたので、友達も北部、東北部、東部、バンコク近郊、南部と、いろいろな場所から来ていた。

私は友達と一緒に、迎えに来てくれただんなさんの車に乗り込んで、大学から外に出た。

高速道路を走る車に揺られながら、久しぶりに見る外の風景に、まるで外国から帰ってきたかのような気持ちになった。

同じくチョンブリ県在住の友達を、途中で降ろした。彼女とは試験会場で何度か会っていたのだけれど、直接話をしたのは今回が初めてだった。
近所に友達ができたのは嬉しいことだった。

オフィスに戻ると、スタッフがいつものように仕事をしていた。不在の間のメールは、全てきちんと返信されていた。

5日ぶりに自宅のお風呂でシャワーを浴びて、自宅のベッドで眠った。家族と一緒に自宅で過ごす時間。当たり前に思っていた貴重な時間。

4泊5日の夢中で課題に取り組んだ時間は、外界から切り離されて、集中して勉強できる時間だった。
掃除も食事の支度も洗濯も、そして仕事も、一切忘れて、勉強だけしていればよかった。

とても恵まれた環境だったけれど、現実はきっとそれではいけない。生きていくということは、勉強しながらも、家事や育児、仕事もやるということなんだと思う。
それぞれに集中できる時間は少なくて、時には同時並行で作業を進めていくことが求められる。
それでいいのだ。そして時に立ち止まって、先生に言われた通り、自分にとって大切なことを忘れていないか、じっくり考えてみるのだ。

5日間の体験を忘れないうちに書き留めてみたけれど、ここで書いたことだけでなく、今はまだ言葉にして認識する段階にはないけれど、心の奥深くで受け止めた〔大事なこと〕はまだまだたくさんある。それらはきっと、これからの生活の中で、ふとした時に大切な記憶として蘇り、私を助けてくれる気がする。

スコータイ大学の合宿に参加した体験は、私の宝物になった。

Posted by てんも at 00時03分   パーマリンク

2009年12月01日(火)

最後の課題 [スコータイ大学]

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最後の課題

いよいよ最終日。今日の午後には自宅に戻れる。
でもその前に閉会式がある。そしてさらにその前に最後の課題がある。

それは「倫理」の授業。

スコータイ大学に代々伝わる倫理に関する薄いテキストをクラス全員で少しずつ読み上げていく、というものだった。

もともとが教員を養成する大学だったことから、このテキストは教員や公務員の心構えを説いているものだった。
でもこの教えは他の職業にも十分通用するので、ずっと使い続けているそうだ。

このテキストは、5日間の課題の中で唯一、自宅への持ち帰りを許されたものだった。

「5日間続いた怒濤の研修生活も、今日でいよいよ終わるのだな」そう思いながら倫理のテキストを読んでいくと、なんだかしみじみ心に滲みて、素直な気持ちで読むことが出来た。

私にはまったくなじみのない仏教用語が多かったけれど、せっかくなのでここに出てくる言葉は常識として覚えてしまおうと心に誓った。

テキストを読み終わった後、先生が話しをしてくれた。
そういえば、いつも課題に夢中で取り組んでいたので、クラス全員が揃って先生の話をゆっくり聞くのも、これがはじめて。

先生は、会計士として働いていた若者の時代から、現在のスコータイ大学助教授になるまでの経験を語ってくれた。
「あなた達にぜひ覚えておいてもらいたいのは、ときどき立ち止まって考えることです。毎日の生活が忙しいと、つい考えることを忘れてしまいます。でも、半年に一度、または一年に一度、自分の人生にとって大切なことは何なのか、じっくりと考える時間を持って下さい。」

「会計の役割はこれからもますます大きくなっていくことでしょう。会計は、これまでのように、会社の役員に数字を提供するだけの部門ではありません。会社の運営に大きく関わっていく部門として、その存在感を増していくことでしょう」

「学ぶことに終わりはありませんよ。ここを卒業して会計学士になったとしても、それがゴールではありません。新しいことを学ぶ姿勢を持ち続けてください。会計の資格だけでは、会計の仕事しかできません。会計以外にもう一つや二つの専門があれば、あなた達の選択肢はどんどん広がっていきます」

「今、タイの大学では優秀な会計の先生が不足しています。興味がある人はぜひ、先生になることも考えてみてください。とてもやりがいのある仕事ですよ」

最後に先生が「それでは後ほど講堂に集合してくださいね」と言ったとき、クラスの代表が立ち上がった。
「先生、ちょっとお時間をよろしいでしょうか」

前日の昼休みに、みんなで集めたお金を持って先生へのプレゼントを買ってきた友達がいた。
そのプレゼントを渡して、クラス代表が先生にお礼の言葉を述べる。

「5日間で各課題のポイント、解き方のヒントばかりでなく、深い愛で私達を見守ってくれた先生、先生が私達に与えてくれたご恩を忘れることはありません。私達が今先生に言えることはたった一つ・・・。」
そして、早朝に打ち合わせていた通り、全員で声を合わせて言った。
「ラウ・ラック・アジャーン コープクンカ(先生のことが大好きです。ありがとうございました)」

研修合宿を毎回担当していれば、生徒達との別れにも慣れているはずなのに、なんと先生は感激して泣いてくれた。
先生の涙を見て、生徒達も思わず涙。

なんだかとても心に残る、そして感動的な最後の授業だった。

Posted by てんも at 00時17分   パーマリンク

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プロフィール

タイ語翻訳者

てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
連絡先:
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