2008年04月02日(水)
はじめての経済学 [読書の記録]
はじめての経済学が我が家に到着したのは、昨年末だったと思う。
学生時代、「アダム・スミスといえば、国富論、神の見えざる手」などと、言葉をキーワードとして丸暗記した記憶はあるけれど、「国富論」とはどんな考え方なのか、その内容を学んだ記憶はない。
キーワードとしてしか知らなかったそれらの言葉を、「はじめての経済学」は短く簡単にまとめてくれている。
タイの大学で勉強した「ゲーム理論」なども説明されていて、その分かりやすい説明に感動。
経済学という幅広い分野の入門書として、断片的に知っていた事柄をまとめて整理するのに役立った。
Posted by てんも at 00時43分 パーマリンク
2008年03月19日(水)
さおだけ完結編〜禁じられた数字〜 [読書の記録]
上巻の「食い逃げされてもバイトは雇うな」を読んだ時、
「数字はいろいろな印象を持たせることができるので、一見惑わされる。惑わされることを防ぐには、数字から感情を排除するしかない」
という部分に、たしかにお金を使うことと感情は大きな関係があるなぁと思った。しかし、同感した、という程度だった。
だからブログにも特に書かないでいた。
下巻を見てびっくり。
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い
ずいぶん挑戦的なタイトルである。
しかも著者が同一人物だと知ってまた仰天。
そうか。この下巻のための、上巻だったのか。
何も知らずに上巻を読んでいたからこそ、心地よく裏切られる感覚というか、この2部構成を心から楽しむことができた。
先に上巻を読んでいてよかった〜。
Posted by てんも at 00時52分 パーマリンク
2008年01月22日(火)
「加速力」で成功をつかめ! [読書の記録]
瞬発力を頭の片隅に置いていたら、タイミングよく飛び込んできたのがこのタイトル。瞬発力と加速力はちょっと違う。でもいいのだ。声に出して読みたいシリーズの斎藤孝先生の本なのだから、いいのだ。
期待通り、すぐに応用できそうなアイディアが満載だった。
中でも、瞬発力に関連するところでは、
同じ曲のリピートで「脳の習慣」をつくる
「テーマソング」で仕事モードにスイッチする
細かく区切るほど時間は濃密になる
斎藤先生によると「特に重宝なのが文章を書くときだ。この作業は非常に疲れるので、きっかけがつかみにくい。精神的に辛いため、平たくいえば作業に入るのが嫌なのだ。そこで、その辛い作業に入るワンステップとして、ハイテンポな曲で気分を盛り上げるのである」
ちなみに斎藤先生のテーマソングは「運命」やヴィヴァルディの「四季」だそうだ。これらの曲を、聴くのではなく「使い込む」のだという。
何らかの作業を開始するときのきっかけとして音楽の力を借りるのは非常に有効だと思う。さっそく実行してみようと思う。
ところで、税込価格1365円のこの本が、バンコクの紀伊國屋書店さんでは569Bのさらに20%引きで455.20バーツで買えた。日本とほとんど代わらない値段だった。
Posted by てんも at 00時23分 パーマリンク
2007年12月16日(日)
脳が冴える15の習慣 続き [読書の記録]
「フォーカス機能で目を動かす」の他にも、嬉しい話が盛り沢山だった。
例えば、「家事や雑用は脳のトレーニングに非常に効果的」という話。
家事は次々と判断力が要求されるため、脳のトレーニングに向いているのだという。
それから「忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう」という話。
これはちょっと耳が痛い話だった。
この本の影響か、気分的に年末が近いからか、なぜか家の大掃除をしてしまった。不要物を処分したら、なんだか家が広くなった。
毎日の生活を前向きに過ごせるようになる、嬉しい話が満載だった。
Posted by てんも at 00時41分 パーマリンク
2007年12月15日(土)
脳が冴える15の習慣 [読書の記録]
現代人を取り巻く環境の中で、10年前と今とでもっとも変わったことは何か。
その最大の一つは「小さな平面を見ている時間が長くなった」ということだという。
ここですでにギクリ。
仕事とはいえ、一日中パソコンの前に座っている自覚がある私には、非常に気になる情報満載だった。
「長時間パソコンに向かって作業をしたり、何時間も続けてテレビを見たりした後、外にでてみると、周囲の風景がガチャガチャと雑然として見えてしまい、情報がうまく取れない不安を感じる。
これは、長時間画面に集中していたために、その角度、距離感から、視覚的注意の向け方が変わりにくくなっているためだと考えられます。」
たしかに、外出時に遠近感がうまくつかめずフラフラすることがよくある。
「このこと事態は一時的な現象で、脳機能の低下とは関係ありません。ところが、目を動かさない時間があまりにも長い生活を毎日、何ヶ月も続けてしまうと、簡単には戻らなくなるということが起こり得ます。」
さらにギクリ。これは大問題である。自覚症状があるだけに、なんとかしなければ。解決策は目のフォーカス機能を使うことだという。
意識して思い切り遠くを眺める、思い切り小さな世界に焦点を合わせる。そうやってダイナミックに目を動かしていると、脳のフォーメーションもダイナミックに切り替わり、思考に柔軟さが出てくるという。
たしかに、遠くを見るだけでも脳を内側からマッサージされているような心地よさを感じる。目を動かすことを心がけようと思う。
Posted by てんも at 00時42分 パーマリンク
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