タイ語翻訳者がのぞいたタイランド

タイ在住のタイ語翻訳者がのぞいたアメージングタイランド、タイの楽しいニュースをお届け

2010年01月16日(土)

残念なみかん [タイの野菜・地産地消]

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残念なみかん

年末から2月頃にかけて、市場に行くたびに袋いっぱいにミカンを買い込んで食べるのが年中行事になっている。

ところが今年は、どうもその気にならない。

11月頃からミカンがおいしくなる季節を楽しみにしていたにも関わらず、どうも買う気にならないのだ。
多分、「色」がちがうのだと思う。
美味しそうに見えない。だから買いたくならない。

でも、せっかくの旬到来なのだから、と気が進まない自分を説得して買ってみた。

・・・すっぱい。

例年通り薄皮にはなっているけれど、ギュッと甘味がつまったいつものミカンではない。
旬のミカンの味を楽しむのは、来年におあずけかもしれない。

Posted by てんも at 00時06分   パーマリンク

2010年01月15日(金)

おすすめは歯学部 [タイで生活]

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おすすめは歯学部

お正月の連休前に、風邪薬をもらいにクリニックに行った。

いつもお世話になっているクリニックでは、ドクターの奥さんが会計を担当している。昔は高校で英語の先生をしていたという奥さんは、おしゃべりでパワフルで面倒見が良い姉御肌。
3人の息子は、長男がバンコクの有名病院のドクター、次男が地元病院のドクター、三男が大学の医学部に在籍中というお医者さんファミリーだ。

会計のとき、お正月休暇の話になった。忙しくて子ども達はみんな休暇が取れないという。ただ一人、まだ学生の三男だけが、ドクター夫妻の旅行に参加できるそうだ。奥さんがしみじみと言った。
「子どもは医者にするもんじゃないわね」

私の隣でだんなさんが聞いた。
「皮膚科はどうですか?」
たしかに皮膚科は、緊急の呼び出し等が少ないように思える。

ところが奥さんは首を横に振った。
「皮膚科は一番大変よ。一人前になるまでに10年かかるわ」
そして奥さんは言った。
「おすすめは歯科医ね。」

歯科医は虫歯の治療以外にも、矯正や審美歯科など需要が多いそうだ。そういえば歯科クリニックは、他のクリニックと比べて見かける看板の数が多いような気がする。

Posted by てんも at 00時19分   パーマリンク

2010年01月14日(木)

モーリさんの不在 [タイで生活]

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モーリさんの不在

ご主人の退職直後にも関わらず、現在モーリさんが1週間のお出かけ中だ。

退職という大きな節目を迎えた直後のご主人を自宅に一人にして、出かけてしまうのはどうなのか、と周囲は思った。

でも、モーリさんにはモーリさんの言い分があった。
モーリさんがこの時期に出かけることは、去年のうちから決まっていたことで、ご主人が仕事を辞めることが決まったのはつい最近のこと。
「直前になって言われても、スケジュールは変更できない」
という訳だ。

モーリさんのお出かけは、北部在住の仲良しの従姉妹が大きな手術を受けたので、その看病が目的。従姉妹にも家族はいるのだが、モーリさん曰く
「あそこのだんなは役に立たない。退院直後の奥さんに食事の用意をさせているんだから。」

それならせめて、モーリさんご主人も一緒に北部に行ったらどうか、と提案してみた。
モーリさん夫妻は供に北部出身なので、親戚の家があちこちにあるのだ。モーリさんが従姉妹の家に泊まり込みで看病している間、モーリさんご主人は他の親戚の家でのんびりすればいい。むこうにはモーリさんご主人のお姉さんの家もあるので、そこでしばらく過ごすのもいいのではないか。定年直後の1週間を自宅で一人寂しく過ごすより、親戚の家でにぎやかに過ごす方が楽しそうじゃないか。

残念ながら、この提案もモーリさんにより即座に却下された。

連れて行ったら「今どこにいる」「何を食べている」「俺にも買って来てくれ」と、30分毎に電話がかかってくるに違いないという。
従姉妹の看病が目的なのに、夫の世話で忙しくなるのは嫌だと言う。
ごもっとも。

こうして周囲の心配をよそに、モーリさんは旅立ってしまった。

残されたのはモーリさんご主人と番犬3匹。そして近くに住んではいるものの、あまり頼りにならない息子夫婦。
モーリさんご主人の退職後の生活は、ハラハラドキドキの幕開けとなった。

Posted by てんも at 00時02分   パーマリンク

2010年01月13日(水)

退職 [タイで生活]

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退職

モーリさんご主人(夫父)が退職した。

モーリさんご主人は定年の60歳はすでに超えていたものの、勤務先から依頼され定年が過ぎてからも仕事を続けていた。

今年は不景気の影響で契約の更新がされなかったらしい。

それでモーリさんご主人は、年明けから仕事に行かなくなった。

モーリさんご主人の退職で、家族に小さな動揺が広がった。
一番影響が大きかったのは、小学生の孫達。
おじいちゃんが仕事を辞める=おじいちゃんに収入がなくなる
と理解した孫達は、子ども達で相談してモーリさんご主人にこんなことを言ったらしい。
「おじいちゃん、庭の花を売ればいいよ」

たしかに、モーリ庭園には花や果実が鈴なりだ。

だが、孫達よ、そんな心配は不要なのだ。 
モーリさん夫妻には二人で食べていくには困らない程度の貯金があるし、公務員だったモーリさんには生涯「年金」が支給される。

私とだんなさんにとって、一番の関心事は、1日24時間を好きに使えるようになったモーリさんご主人のこれからの日々の過ごし方だ。
家には数年前に公務員を早期退職したモーリさんがいる。
まだ二人とも元気なので、これから夫婦二人で充実した時間を過ごして欲しいと思う。

Posted by てんも at 00時23分   パーマリンク

2010年01月12日(火)

魔法の本屋さん [タイで生活]

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魔法の本屋さん

高校生の頃、私にとって特別な本屋さんがあった。

電車通学していた私は、数ヶ月に一度気が向くと途中下車してその書店に立ち寄るのが楽しみだった。

最初は、そこが特別だということに気づかなかった。
高校2年生になった頃だろうか、その書店でたまたま見かけて買った本のほとんどが自分にとって大切な本になっていることに気づいた。

高校生がお小遣いで買える本といえば文庫本だったのだけれど、何度も読み返したくなる本が多かったのだ。

それと気づいてからは、その書店に通うのがそれまでよりずっと楽しみになった。それからも、気になる本を見つけたり、長い間探していた本を見つけたり、その書店ではいろいろな本と出会った。

大学生になってからは学校の場所とその書店の場所が全く違う方角になってしまったのだが、それでもたまに、のぞいてみた。でも頻度は少なくなった。あまり頻繁に行って、自分にとって「特別な場所」が特別な場所でなくなることが怖かったのだ。

それでもその場所は、いつでも私の期待を裏切らず、行く度に他では見つからなかった本を見つけることができた。

タイに来て10年経ったということは、あの書店にも10年行ってないということだ。あの書店は、今もまだあの場所にあるだろうか。

特別な出会いはいつも、後から気づくものらしい。最近になって、タイにも私にとって特別な書店があることに気づいた。

そこに行くのは多分これからも年に数回だけれど、その度に今度はどんな本と出会えるのだろうと思うと、胸が高鳴ってしまう。多分私は、魔法の本屋さんの魔法にかかって、あの場所に恋してしまったのだ。

Posted by てんも at 00時39分   パーマリンク

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てんも

タイ国在住のタイ語翻訳者。
BOI、契約書、法律文書などの重要文書を中心としたタイ語翻訳を行っています。
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