2007年03月24日(土)
卒業の季節 [タイで生活]
バンコクに駐在していた同級生が帰国することになった。あまりに突然の辞令に、一番驚いていたのは本人らしい。
私にとっても、それはとても寂しいニュースだった。何気ない瞬間にバンコクで活躍している彼のことを思うと心があったかくなった。
タイに来てから知り合ったお友達ではなく、昔の知り合いがタイにいる。それがすごく不思議な縁に思えて、嬉しかったのだ。
商社マンは世界中どこの国でも流暢に英語を操り仕事をこなす。だからバンコク支社にも英語が得意な有能なタイ人スタッフが集められている。どの国の支社でも共通語は英語なのだ。でもその彼は、あえてタイ語を勉強した。仕事で来たこの国を大好きになったのだという。部下に向けたお別れの言葉もタイ語でスピーチするのは異例のことらしい。
将来はタイに帰ってくるから、銀行口座はそのまま残しておく。
そう言って日本に戻っていく彼と奥様が、タイに戻ってくる日を楽しみに待つとしよう。
Posted by てんも at 00時35分