2007年06月02日(土)
限界を無にする存在 [タイで仕事]
タイ語から日本語への翻訳で、しっくり来ない単語があった。
役職をあらわす単語で、タイ日辞書を調べても何か違うような気がする。
タイ語辞典で語源から調べても、英語を経由して日本語にしてみても、インターネットでその言葉の使われ方やその言葉を含む組織図などをながめても、ぴったりする日本語が見つからない。
最後の手段でわが師に教えを乞うた。
10分もしないで的確なアドバイスが返ってきた。
それで自分のモヤモヤは解消。疑問はすっきりクリアに。
翻訳は言葉の知識だけでは絶対にだめで、肩書きをあらわす言葉であれば、その組織全体の目的、役割から組織内の責任分担まで理解しておいた方がいい。タイ語と日本語の翻訳であれば、その組織のタイと日本における歴史や背景までも知っていれば的確な言葉を当てることができる。でもそれは、なかなかできることではない。それをいとも簡単に実現されてしまうのがわが師なのだ。
日本とタイの商習慣、法律を熟知しているだけでも私にとってはエベレストよりも高い山なのに、師の驚くべきところはタイ以外の国についても「専門家」と呼ばれる人であることだ。
「すごい人」との出会いは、それだけで自分の中の限界を無にしてくれる。明日もまたウキウキワクワクお仕事する元気をもらえる。
Posted by てんも at 00時01分