2007年06月04日(月)
生野菜を食べる。 [タイで生活]
スーパーに行ったら大きめのレタスを売っていた。珍しい。
そういえば、生野菜を食べるのだった、と思い、そのレタスを購入。にんじんとセロリを乗せて、何年ぶりに食べるか分からない生野菜サラダを食べた。
生野菜は体を冷やすとか、タイでは農法が原因で虫がついていることがあるから、特に生のキャベツは食べてはいけないなんてことを聞いていたので、もうずっとサラダは温野菜のみだった。
しかし、先日目にした日本の雑誌によると生野菜を食べることは意外にも体に良いのだそうだ。生でないととれない栄養分があったり、よく噛むことにつながったりするので、生には生の良さがある、ということだった。
「何を食べるか」よりも「偏りなく何でも食べる」ことの方が大切だと思っていたのに、なんでサラダだけは生を避けていたのだろう。
久しぶりの生サラダはシャキシャキ感が懐かしく、そして少しだけアゴが疲れた。よく噛んだ証拠である。
これからもたまには生野菜を食べよう。
Posted by てんも at 00時22分 パーマリンク
2007年06月03日(日)
国民登録証至上主義 [タイで生活]
現在2回目の大学生をしている。あっという間に2年生の後期に入り、あと2年で卒業の予定である。
大学生というからには、ちゃんと写真入の学生証だってある。
でも、不思議なことに、試験のときには学生証と共に身分証として国民登録証を机の上に出しておかなくてはいけない。
学生の身分を証明する顔写真付きの学生証がありながら、なぜさらに国民登録証なのか。
私は当然登録証を持っていないので、学生証の隣にパスポートを置く。
試験中に試験官が机を回り、学生証と登録証と本人を照合する。ふと気づいた。通信大学ということもあり、学生証には郵送された写真が使用されている。送付された写真が本人のものかどうか、分からないわけだ。だから身分証が必要になると言う訳だ。
だがここでまたひとつの疑問。だったら運転免許証はどうなのだ。あれは本人が出頭する。顔写真入り。本人であることが確認された上で発行されているではないか。でも、タイで免許証を身分証代わりに提示するなんて話は聞いたことがない。
たしか日本だと、身分を証明するものの代表が運転免許証だったはず。でもタイは、免許証も保険証も身分証としての価値は限りなくゼロに近いのではないか。
タイの国民登録証至上主義を不思議に思った。
Posted by てんも at 01時57分 パーマリンク
2007年06月02日(土)
限界を無にする存在 [タイで仕事]
タイ語から日本語への翻訳で、しっくり来ない単語があった。
役職をあらわす単語で、タイ日辞書を調べても何か違うような気がする。
タイ語辞典で語源から調べても、英語を経由して日本語にしてみても、インターネットでその言葉の使われ方やその言葉を含む組織図などをながめても、ぴったりする日本語が見つからない。
最後の手段でわが師に教えを乞うた。
10分もしないで的確なアドバイスが返ってきた。
それで自分のモヤモヤは解消。疑問はすっきりクリアに。
翻訳は言葉の知識だけでは絶対にだめで、肩書きをあらわす言葉であれば、その組織全体の目的、役割から組織内の責任分担まで理解しておいた方がいい。タイ語と日本語の翻訳であれば、その組織のタイと日本における歴史や背景までも知っていれば的確な言葉を当てることができる。でもそれは、なかなかできることではない。それをいとも簡単に実現されてしまうのがわが師なのだ。
日本とタイの商習慣、法律を熟知しているだけでも私にとってはエベレストよりも高い山なのに、師の驚くべきところはタイ以外の国についても「専門家」と呼ばれる人であることだ。
「すごい人」との出会いは、それだけで自分の中の限界を無にしてくれる。明日もまたウキウキワクワクお仕事する元気をもらえる。
Posted by てんも at 00時01分 パーマリンク
2007年06月01日(金)
チビ象の脱走 [タイで生活]
レストランや市場で象さんを見かけることがある。
その隣にはサトウキビの入った袋を持った象使い。サトウキビを20バーツ(60円)で売り、客がその場で象に食べさせるのだ。
そんな象さんと象使いがスクンビット沿いを歩いていた。
と思ったら、突然象が路上に飛び出した。象の飛び出しである。
バスも思わず急ブレーキ。後続車も次々とブレーキを踏んで止まる。追突事故を起こした車がなかったのが幸いである。
大通りはたちまちの渋滞。皆、事故かと前方を見る。
無事道を渡り終えた象の子は、早足でずんずん道路を歩いていく。戸惑った顔をしてその後を追いかける象使いに、通りかかったバイクのお兄さんが声をかける。バイクで象を追い越して、待ち伏せしようというのだ。ナイスアイディア。
ところが・・・。バイクから降りた象使いを見た瞬間、子象はクルリと回れ右をして今度は後ろに向かって走り始めた!!
なかなかやるじゃん!と感心してもいられないのだが、私が確認できたのはそれまで。象もその後を追う象使いも、あっと言う間に見えなくなってしまった。
しばらくして再び現場を通ったけれど、もう象の姿はなかった。特に事故が起きた様子もなかったので、あの象は無事象使いに取り押さえられたのだろう。
タイではバイクの逆走とともに、象の飛び出しにも注意しないといけないなぁと、気持ちを引き締めた。
Posted by てんも at 00時02分 パーマリンク
2007年05月31日(木)
モーリさんのニュース速報 [タイで生活]
わがオフィスは、何人で作業していようとそれぞれが自分の作業に没頭するので、シーンとしていることが多い。雑談もたまにするけれど、作業中はシーン。
一昨日そんな静寂を破ったのは近所に住むモーリさん(夫母)のニュース速報。オフィスのドアを開けたモーリさんが言った。
「ジャパーンがミスユニバースになったわよ〜」
おめでたいニュース速報ではあるのだけれど、タイの家族法の判例に取り組んでいた私は、一瞬何を言われたのか分からず。でもとりあえず調子を合わせる。
「あー、そう!お〜!!すごい」
我ながら、心のこもらない反応である。
私がこんな調子なので、モーリさんはチャンスがあればスタッフを相手に井戸端会議に興じている。話題はニュースから家族内の出来事から自分の少女時代の思い出まで。
仕事が終わったら10分でもいいからモーリさんと世間話をする時間を作ろうかな、そんなことをふと思った。
Posted by てんも at 00時06分 パーマリンク
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