2007年06月01日(金)
チビ象の脱走 [タイで生活]
レストランや市場で象さんを見かけることがある。
その隣にはサトウキビの入った袋を持った象使い。サトウキビを20バーツ(60円)で売り、客がその場で象に食べさせるのだ。
そんな象さんと象使いがスクンビット沿いを歩いていた。
と思ったら、突然象が路上に飛び出した。象の飛び出しである。
バスも思わず急ブレーキ。後続車も次々とブレーキを踏んで止まる。追突事故を起こした車がなかったのが幸いである。
大通りはたちまちの渋滞。皆、事故かと前方を見る。
無事道を渡り終えた象の子は、早足でずんずん道路を歩いていく。戸惑った顔をしてその後を追いかける象使いに、通りかかったバイクのお兄さんが声をかける。バイクで象を追い越して、待ち伏せしようというのだ。ナイスアイディア。
ところが・・・。バイクから降りた象使いを見た瞬間、子象はクルリと回れ右をして今度は後ろに向かって走り始めた!!
なかなかやるじゃん!と感心してもいられないのだが、私が確認できたのはそれまで。象もその後を追う象使いも、あっと言う間に見えなくなってしまった。
しばらくして再び現場を通ったけれど、もう象の姿はなかった。特に事故が起きた様子もなかったので、あの象は無事象使いに取り押さえられたのだろう。
タイではバイクの逆走とともに、象の飛び出しにも注意しないといけないなぁと、気持ちを引き締めた。
Posted by てんも at 00時02分