2007年06月03日(日)
国民登録証至上主義 [タイで生活]
現在2回目の大学生をしている。あっという間に2年生の後期に入り、あと2年で卒業の予定である。
大学生というからには、ちゃんと写真入の学生証だってある。
でも、不思議なことに、試験のときには学生証と共に身分証として国民登録証を机の上に出しておかなくてはいけない。
学生の身分を証明する顔写真付きの学生証がありながら、なぜさらに国民登録証なのか。
私は当然登録証を持っていないので、学生証の隣にパスポートを置く。
試験中に試験官が机を回り、学生証と登録証と本人を照合する。ふと気づいた。通信大学ということもあり、学生証には郵送された写真が使用されている。送付された写真が本人のものかどうか、分からないわけだ。だから身分証が必要になると言う訳だ。
だがここでまたひとつの疑問。だったら運転免許証はどうなのだ。あれは本人が出頭する。顔写真入り。本人であることが確認された上で発行されているではないか。でも、タイで免許証を身分証代わりに提示するなんて話は聞いたことがない。
たしか日本だと、身分を証明するものの代表が運転免許証だったはず。でもタイは、免許証も保険証も身分証としての価値は限りなくゼロに近いのではないか。
タイの国民登録証至上主義を不思議に思った。
Posted by てんも at 01時57分