2008年04月03日(木)
ソフトな声 [タイで生活]
楽しみにしていた本が日本から届いた。
ワーイと喜ぶ私に、クーリエ会社のドライバーは告げた。
「輸入税が加算されます。」
ガックリ。
「本なのに?今まで払ったことないのに??なんで?なんで?なんで??」
とドライバーを問いただそうとしたのだが、
「はい。これから少しご説明させていただきます・・・」と彼はソフトな語り口で流暢に説明を開始した。
要約すれば結局は、「関税局が決めたことです」なのだけれど、この彼の丁寧で柔らかな物腰とソフトな声で、
「そっか。それじゃ、しょうがないよね」と思わず笑顔で納得してしまった。
後でスタッフに言われた。
「ああいう時に、ピーてんもが怒らないのは珍しいですね」
失礼な。いや、しかし、そうだった。
私は納得いかないことがあると断固としてクレームするのだった。
だって、ドライバーさんがあまりに良い人だから「彼に文句を言っても仕方ない」と思わされてしまったのだ。
顔はちょっと怖そうで、「野球部出身」的な坊主頭のソフトな声のあの彼のおかげで、怒らずにすんだことを感謝しよう。
Posted by てんも at 00時58分