2009年04月22日(水)
節約の時代 [タイで生活]
タイの若者は、大学を卒業して4、5年も経つと20代後半でマイホームローンを組むらしい。
特に去年は「家を買った」という子の話を良く聞いた。
局地的な話かもしれないけれど「この世代は家を買うのが流行なのだろうか」と思えるほどだった。
今日、そのうちの一人から話を聞く機会があった。
彼女たちはたいてい恋人や配偶者と連名でローンを組む。
彼女は工場に勤務しており、毎日残業して手取り2万Bを超える時期にローンを組んだ。返済額は月々1万3千バーツ。(恋人の返済額は1万7千バーツ)
ローンを返済しても手元には7000バーツが残るので、それなりに生活できていた。
残業がゼロになった現在、彼女の手取りは1万7千バーツになっていた。ローンを返済すると手元には4000バーツしか残らない。「これでは暮らして行けないのでアルバイトを探しているが、なかなか見つからない」そうだ。
しかも来月からは工場が毎週月曜日を命令休暇とし、手取りがさらに減る。
そんな状況で、彼女はケロリと言った。
「知ってました?大根1本で、3日分の料理ができるんですよ〜」
30年ローンの完済までの道のりはまだまだ遠いが、そのたくましさでなんとか頑張ってほしい。
Posted by てんも at 00時01分