2009年04月25日(土)
手書きのカタログ [タイで生活]
電気関連のタイ語を調べていて、苦戦していたときのこと。
身近なところに助っ人がいることが判明した。
それはモーリさんご主人。身近すぎて気づかなかったが、実はこの方、電気関連の技術者で、つまりは電気の専門家なのである。
文中に出てくる言葉が一体何をさすのか分からない、と相談したら、電気関連器具のカタログを取り出して見せてくれた。電気器具の販売業者が発行したカタログで、発行年月日や値段は記載されていない。業者がお客さんに配るために作成したようだ。
このカタログがすごいのだ。何がすごいって、色あせていて、かなりの年代物だ。そして、手書きなのだ。
小学生の頃担任の先生が発行していた学級新聞を思い出した。
細かい作業を得意とする技術者さんが書いたのだろう、小さな字で、図入りで解説してある。所々にモーリさんご主人のものと思われる書き込みメモがあったりして、使い込まれた風情がなんとも言えない。
乱暴にめくったら破れてしまいそうな古びた薄い紙をソッとめくっていると、古代の貴重な資料をめくっているような気持ちになってきて、調べ物のことを忘れてしばし見とれてしまった。
Posted by てんも at 00時04分