2008年11月19日(水)
身近な危険:サソリ(マレン・ポーン) [タイで生活]
オフィス前の路地で車にひかれたサソリを発見。
どこかの昆虫ハ虫類愛好家が飼育していたサソリが逃げ出したのではない。これは天然自然のサソリである。
オフィス周辺の草むらに生息しているのである。チョンブリにはリスもいるけれどサソリもいるのだ。それほど頻繁には見かけないので、数は多くないと思う。いや、思いたい。
半年ほど前に生きているサソリが道の真ん中にいるのを目撃した時は、どうすれば良いか分からず立ちつくしてしまった。
ヘビならば、ちょっと遠回りして迂回すればよい。こちらから襲いかからない限り、ヘビだって騒ぎを起こしたくないはずだ、と分かる。でも、サソリは、動物園のガラスケースでしか見たことがない。
半径何メートル以内に近づいた獲物は無条件で襲うとか、実は温厚な性格だとか、そういう生態が分からない。だいたいどの程度の速さで移動するのかも分からないから、距離の取り方が分からない。
そんなこんなで、どうしよう・・・とオロオロする私をモーリさんご主人(夫母)は、
「なんだ、てんもはサソリが怖いのか」
と笑い、棒で草むらに追い払ってくれた。
「サソリが怖い」が「犬が怖い」と同等なことに、非常に強い違和感を覚えつつ、自分の「外国人」としての立場を意識したのであった。
Posted by てんも at 00時51分