2006年11月11日(土)
製造物責任法 [タイで生活]
ご近所さんが緊急入院した。自宅の門が倒れてきて下敷きになったのだ。
お腹が出ていたために、それがクッションとなって胸の骨折は免れたという落語のようなオチがついているけれど、一時は生死の境をさまよったらしい。鼻は複雑骨折、頭部も強打してICUに入った。
なぜ門が倒れてきたのか?
門を開閉するときに門のレールに木の枝が挟み込まれたので、それを引き抜いたところ門がレールから外れて倒れてきたというのだ。
実はこういう事故はたまに起こっているという。そして多くの場合下敷きとなった人は命を落としているという。ご近所さんはまだ幸運だったのだ。
だから、門は危ないので気をつけるように。
とモーリさんに教えてもらった。
タイの人は製造者の責任だとか、商品の回収なんてことは期待できないことを知っている。だから他人に対策を期待する以前に自分たちで自分たちの身を守ろうと考える。
それはそれでとても大切な考え方。
でも、「まさか」という欠陥を抱えている危険な商品はタイ人にとっては常識でも、それを知らない外国人にとっては予知できないではないか。
野生の勘を研ぎ澄ますしかないのだろうか。
Posted by てんも at 07時34分