2006年11月17日(金)
転職の習慣 [タイで生活]
入社3年目になるスタッフと話をしていたら、同級生は多い子でもう3度以上の転職を繰り返していると言う。
「だいたいみんな1年ごとに転職してるみたいです。それが自分の給料を上げるテクニックというか・・・」
そうなのだ。転職を繰り返す人は口をそろえて言う。
同じ場所でずっと仕事をしたって昇給は年に数百バーツ。それよりは新しい会社に移ることで千バーツ単位で給料を上げた方がいい、と。
それでも一箇所に長く勤務する人もいるのだから、いろいろな考え方があるのだろうけれど、転職を繰り返す方が「かっこいい」ようなイメージがあるらしいところが困ったところ。
我がスタッフは言う。
「私も友達に、いつまで同じところで働いてるのって言われるんですけれど、早起きしたくないから今のところでいいって言っておきました。」
・・・うちの会社で働くことの理由は、早起きしなくていいことなのかい、と内心ずっこけながらも
「そうだね、遠くの会社に行くと朝早く家を出ないといけないからね〜」と同意しておいた。
こんな話を無邪気に私としているうちは、このスタッフはまだ転職など考えていないのだろう。
先日転職したスタッフと偶然出会ったら、顔色が良くなっていた。人生に行き詰っていたのだけれど、職場を変えたら気分も変わって少しは気持ちも落ち着いたらしい。
タイ人にとって転職は、部屋の模様替えのようなイメージなのかもしれない。
Posted by てんも at 10時10分