2007年02月09日(金)
サービス業の心得 [タイで生活]
私の大好きな平田先生は、いつも笑顔を絶やさない。平田先生とはメールでのやり取りの方が多いけれど、いつも明るく楽しい文面で、読むとホッとしてウキウキして笑顔になれる。
だから私はいつも、タイのお医者さんを思い出す。我が家でお世話になっている先生達は、例外なく病院勤務と自分のクリニックを掛け持ちしている。たとえば午前中はクリニック。
ゆっくり休憩する暇もなく午後から病院。
そして夕方から夜までクリニック。
これを毎日続けるのだ。休日は週に一日とか、半日とか。
驚きなのはこれほどの激務なのに先生達の疲れた顔、不機嫌な顔を一度も見たことがないこと。
患者は医師の心の動きに敏感である。ちょっとした動作、表情から気持ちを読み取る。でも、ただの一度たりとも、「今日は機嫌が悪いんだな」と感じたことはない。心に隙がないのだ。
仕事をしていれば嫌なこと、疲れることは絶対にある。でも、先生達は決してそれを見せない。だから患者は安心する。それが信頼感につながる。
「この先生だったら大丈夫。」
私もタイのお医者さんや平田先生のように、クライアントに安心感を与えられるような存在になりたいと思った。
Posted by てんも at 00時12分