2007年03月30日(金)
おしどり夫婦 [タイで生活]
お料理スイッチで思い出したけれど、まだ会社員をしていた頃、私が大好きだった上司はタイから日本に帰国してから毎月、わざわざタイまで雑誌を送ってくれた。タイ人スタッフにも楽しめる様にファッション雑誌やインテリア雑誌、そして必ず食べ物系の雑誌が一冊。料理本よりも、おいしいレストランや料理を紹介する雑誌の方が多かったと思う。日本から届く雑誌を眺めていると、お料理スイッチが入りまくりだった。味わったこともない料理の外観からヒントをもらって包丁を握る。似たような料理やなぜか全く違うけれども初めての料理が出来上がるのは楽しかった。
その上司の奥様はお料理雑誌などで研究しながら、毎週最低2品は「新しい料理」を食卓に出してくれるのだということだった。その時は「週2品は無理だとしても、せめて月に2品は新しい料理に挑戦してみようか」と思ったのだけれど、そのことをいつの間にか忘れていた。この機会に月に2回の新料理作戦を復活させよう。
雑誌の送付は上司が再度の海外赴任で愛する奥様とともに新たな国に旅立つまで続いた。日本語の活字が不足していた当時の私に取って、それは何よりも楽しみな贈り物だった。
Posted by てんも at 00時03分