2007年06月06日(水)
空港からの電話 [タイで生活]
夜の10時を過ぎた頃、携帯電話がなった。
誰かと思ったら今日で4年2ヶ月のタイ駐在を終えて日本に帰国するお友達だった。空港からだという。
帰国の直前に最後の電話をくれたのだった。
空港からの電話は反則だ。別れの寂しさが急に胸に迫るじゃないか。圧倒的な存在感を示す巨大な物体、あの飛行機がすぐそばで彼の搭乗を待っていて、これから彼を遠い場所に連れて行ってしまう、と思うとお別れがすごく現実味を帯びてくる。
先日お別れの食事会をしたときは、心から笑って「またタイでおいしいもの食べよう」と握手できたのに。
今日のこの電話は非常につらかった。多分それは私が現実を直視していなかったからなんだけど。
彼は「日本社会への復帰」に少々の不安を感じているようだった。タイ社会でタイ人スタッフと仕事をするうちに自然に身につくタイのリズム。それをそぎ落として日本のリズムで仕事ができるようになるまで、最低でも3ヶ月はかかると言われている。
また日本で活躍する彼の近況報告を楽しみにしていよう。
タイが恋しくなったら、いつでも帰ってくればいい。飛行機でたった6時間の距離なんだから、一緒に豪華なタイ料理食べて笑っておしゃべりすれば、また元気が出るはず。待ってるからね。
Posted by てんも at 05時46分