2007年06月08日(金)
新しい生命 [タイで生活]
タイ人男性と結婚してタイに住んでいる日本人のお友達が出産したので、友人と赤ちゃんに会いに行ってきた。
そう、タイでは出産当日から見舞い客が訪れる。みんなお母さんを祝福したいし、可愛い赤ちゃんを見たいしで、1ヶ月も待っていられないのだ。自分の気持ちを素直に優先させるところがタイである。
タイで暮らしている私たちも、同じようにタイ式でお見舞いに行かせてもらった。
小さな小さな、そしてまだ本当に赤い赤ちゃん。
近所の子供の世話で育児には慣れているはずの新米パパは、ぎこちない手つきで赤ちゃんを抱くのにも一苦労だった。
日本は始めてのお産が帝王切開になると2週間は入院させてくれる。母体の回復を待つのである。タイでは初産だろうが帝王切開だろうが3泊4日で退院。そういうパッケージになっていて、それ以上は延泊料金を取ると言われるのだ。
友達も3日後には退院。そして、3ヵ月の育児休暇の後には仕事に復帰する。それ以上続けて休みたくても「理由がない」と言われるのだ。タイで暮らしている以上、タイ人女性と同じ条件で仕事をするのだ。
「ハードだよなぁ」とつぶやきながら、「タイ人にできて、日本人にできない訳がない」と自分を励ましながら。泣いたり、笑ったりしながら。
きっと、海外で暮らすというのはこういうことなんだと思う。
Posted by てんも at 00時57分