2007年09月18日(火)
脳はなにかと言い訳する [読書の記録]
脳はなにかと言い訳する
脳の仕組みについて、現在までに解明されたことが解説されている。「記憶」「言語習得」など、普段当たり前に思っている動作や行動が、脳のどんな構造や仕組みによって可能になっているのか。身体と脳の関係についても教えてくれる。
この本に、「作業興奮」のススメ ということが書いてある。
どうやってモチベーションを維持するか、に関係するのだけれど、その方法は二つあって、一つは「外発的動機付け」つまり、脳の内側から動機を与えるのではなく、外から与える「ご褒美」のこと。
もう一つは、体を実際に動かしてみること。やる気がなくてもまず始めてみる。年賀状を書く気になれなくても、まずは机に座って書き始めてみる。そうすることで、脳がしだいに活性化し、やる気が出て、のめり込んでいく。これを「作業興奮」というそうだ。
つまり、やる気が出るまで待つのでなく、とりあえず体を動かしてはじめてみる。するとそのうち脳もその気になって、やる気が出てくる。という順番らしい。
朝が弱いときは、布団の中で頭が目覚めるまでじっとするのではなく、まず体を起こして、歯を磨いたり、カーテンを開けたり、体を動かすとそれに引きずられる形で脳が目覚める。
これを知ってから、朝起きるのが前よりも少しだけ上手になった。
Posted by てんも at 07時04分