2008年12月09日(火)
脳の不思議 [タイで生活]
友達に面白い英文を見せてもらった。
文字の順序がバラバラで、本当なら読めるわけがないのに、なぜか読めてしまう、魔法の英文である。
i cdnuolt blveiee taht I cluod aulaclty uesdnatnrd waht I was rdanieg. The phaonmneal pweor of the hmuan mnid, aoccdrnig to a rscheearch at Cmabrigde Uinervtisy, it dseno't mtaetr in waht oerdr the ltteres in a wrod are, the olny iproamtnt tihng is taht the frsit and lsat ltteer be in the rghit pclae.
実は、魔法なのはこの文章ではなく、人の脳の方。
それぞれの単語の最初の文字と最後の文字だけ正しい位置に固定しておけば、中身の順番をどのように入れ替えても脳は読めてしまうらしいのだ。
日本語でも試してみた。
にんごほで たしめたら、こなんんかじ。
よそめうに なのいに なだぜか よちゃめう。
確かに読める。
目には盲点があったり見えない部分があったりするのに、「見える景色」はパノラマ状に見渡せるのは、見えない部分を脳が補っているから。
文字の認識もそれと同じことなのかもしれない。1文字ずつ順番に読むのではなく、「固まり」として認識しているから多少順番がずれても問題なく認識できるようだ。
脳は本当におもしろい。
Posted by てんも at 00時07分 パーマリンク
2008年12月06日(土)
父の日 [タイで生活]
父の日の前日の12月4日は、国王様のお誕生日をお祝いして集まった人々の前で国王様がお言葉を述べられる。その様子はテレビの全チャンネルで中継され、国民はテレビの前で国王様のお言葉を拝聴するのだ。
特に今年は直前までデモの混乱があり、決して平穏無事とは言えない状況だっただけに、国王様がどのようなお言葉を述べられるか、人々の関心は高かった。
ところが、国王様はお祝いに訪れた人々、そしてテレビの前の国民に姿を見せなかった。シリントン王女によると、心配する様な状態ではないが、体調を崩されているということだった。
ワチラロンコン王子が簡単に、国王陛下のお誕生日をお祝いする国民に対する感謝の言葉を述べられて、特別放送自体が30分で終了してしまった。
「タイ国民の父」として慕われている国王様のお言葉のない父の日のタイは、国中に寂しさが漂っているような気がした。
Posted by てんも at 00時00分 パーマリンク
2008年12月03日(水)
また間違えた [タイで生活]
毎年のことなのだけれど、タイの乾期は「寒くてタイル張りの床の上を素足で歩けない」状態にまで冷えないと、終わらないのであった。
私は毎年「今年の乾期はそれほど寒くならなかった」と乾期の終わりを早々に決めつけ、後で本物の乾期の到来に驚いている。何しろ年に数日のことなので、毎年驚いて翌年にもまた驚いてしまう。全く学習していない。
と言うわけで、先日「また来年!」と別れを告げたはずの乾期が戻ってきた。日本で調達したフリースが役立つ日が来たのだ。
昼間は気温があがる東部と違い、北部は昼間も朝の寒い温度が続くのだとか。ブルブル。
この寒さが数日続いた後には本物の乾期の終わり。気温は次第に暖かくなる。
Posted by てんも at 00時10分 パーマリンク
2008年12月01日(月)
作文のルール [タイで生活]
最近本を読んでいると気になることがある。
企画ものの雑誌の場合、誤字、脱字が目立つ。
これは80対20の法則で、細部にこだわりすぎず、スピードと量を優先させた結果なのかもしれない。
書籍では、小学生の時に「作文のルール」として教わったことが守られていないことがある。
例えば先日の「経済学思考の技術」。
内容は非常に良かったのだが、文頭に小さい「ッ」や「ょ」が来ていることが気になった。恐らく著者の方はパソコンで原稿を作成されているのだろうから、これらの書式については編集者側が編集の段階でいくらでも行頭禁則を設定できると思うのだが。
横書きだから気にしないのか、それとも最近はあまりこういうルールは気にされなくなっているのだろうか。
誤字・脱字で本の価値が落ちるとは思わないけれど、「職人の仕事」にロマンを感じる私としは、最後の瞬間まで気を抜かずに真剣勝負で校正をする、そんな「本作り」も滅びないで欲しいと思ったりもする。
Posted by てんも at 00時51分 パーマリンク
2008年11月30日(日)
最高のテキスト到着 [タイで生活]
先週末に日本から送ってもらった荷物が、無事タイに到着した。
EMSで送ったのだから約1週間で手元に届くのは当たり前である。
しかし、「当たり前のことが当たり前でなくなることがある」という事件がバンコクで発生している。空港の閉鎖である。
正直、この荷物のことはほとんどあきらめていた。いくらEMSで送ったといっても、通関手続きがされずに空港に山積みにされた20,000個を超えるという荷物に紛れてしまっては、手元に届くのがいつになるのか分からないし、もしかして行方不明になってしまう可能性だってありそうな気がしたのだ。
騒ぎが収束してから再注文するしかないか、と観念していたのだが、思いがけず無事に到着した。恐らくギリギリのタイミングで空港から運び出されたのだろう。
とおるテキスト(工業簿記・原価計算)。
さっそく中身を確認すると、評判通り非常に分かりやすく、かなりの手応えがある。
どうやら、最高のテキストに出会えたようだ。
Posted by てんも at 00時15分 パーマリンク
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