2008年12月05日(金)
医師と警察官の共通点 [タイで仕事]
翻訳の仕事をしていると、つくづく感じることがある。
医師と警察官の共通点である。
それは、「それはそれは見事な達筆」。
達筆を通り越して解読不可能な場合も多い。
困ったことに、2つの職業とも手書きで重要書類を作成する機会がある。しかも、頻繁に。
医師ならば、その代表的な物に診断証明書がある。
警察官ならば、その代表的なものに調書がある。
それらの重要書類を発行する際、彼らはその書類が後から他人に読まれるということを少しでも意識しているのだろうか。
自分が手書きで作成した書類が、保険請求その他の手続きのために外国語に翻訳されることがあるのを知っているだろうか。
英語かタイ語かの区別すらつかない手書き文章を前に、毎回悶絶するスタッフ。おかげでその手書き文章解読能力は、すでに超能力の域に達している。
「全国手書き文字解読コンテスト」というものがあれば、上位入賞間違いなしである。この特技、何か他のことに活かせないものだろうか。
Posted by てんも at 00時01分 パーマリンク
2008年12月04日(木)
タイの春菊 [タイの野菜・地産地消]
見た目が日本の物と違うので、お料理上手なお友達に教えてもらうまでは気づかなかった。
香りも、日本の春菊と比べたら10分の1ぐらい。かすかに春菊の香るが分かる程度。
でも、この香りの弱さがクセのない野菜として大活躍してくれるのだ。
軽く湯がくだけでツルツル食べやすくなって、おひたしにしたらいくらでも食べられる。
日本では「サラダ菊菜」という生サラダにできる春菊が登場したらしい。これも生で食べられそうだけれど、たくさん食べたいのでお味噌汁に入れるのが最近のお気に入り。
季節の変化が少ないタイで、「秋」を感じることができる食材である。
Posted by てんも at 00時12分 パーマリンク
2008年12月03日(水)
また間違えた [タイで生活]
毎年のことなのだけれど、タイの乾期は「寒くてタイル張りの床の上を素足で歩けない」状態にまで冷えないと、終わらないのであった。
私は毎年「今年の乾期はそれほど寒くならなかった」と乾期の終わりを早々に決めつけ、後で本物の乾期の到来に驚いている。何しろ年に数日のことなので、毎年驚いて翌年にもまた驚いてしまう。全く学習していない。
と言うわけで、先日「また来年!」と別れを告げたはずの乾期が戻ってきた。日本で調達したフリースが役立つ日が来たのだ。
昼間は気温があがる東部と違い、北部は昼間も朝の寒い温度が続くのだとか。ブルブル。
この寒さが数日続いた後には本物の乾期の終わり。気温は次第に暖かくなる。
Posted by てんも at 00時10分 パーマリンク
2008年12月02日(火)
ニコニコの夜空 [アメージングタイランド]
仕事を終えて、オフィスの前で明るく輝く星が目に入った。
宵の明星はいつも一つだけ輝くのに、昨日のは輝く星が二つ並んでいた。後で調べたところによると、左側が金星、右側が木星ということだった。
その下にはお月様。
まるで夜空がニッカリ笑っているようだ。
くったくのない笑顔。
夜空の笑顔を見るのははじめてで、ホッとする一時だった。
Posted by てんも at 00時03分 パーマリンク
2008年12月01日(月)
作文のルール [タイで生活]
最近本を読んでいると気になることがある。
企画ものの雑誌の場合、誤字、脱字が目立つ。
これは80対20の法則で、細部にこだわりすぎず、スピードと量を優先させた結果なのかもしれない。
書籍では、小学生の時に「作文のルール」として教わったことが守られていないことがある。
例えば先日の「経済学思考の技術」。
内容は非常に良かったのだが、文頭に小さい「ッ」や「ょ」が来ていることが気になった。恐らく著者の方はパソコンで原稿を作成されているのだろうから、これらの書式については編集者側が編集の段階でいくらでも行頭禁則を設定できると思うのだが。
横書きだから気にしないのか、それとも最近はあまりこういうルールは気にされなくなっているのだろうか。
誤字・脱字で本の価値が落ちるとは思わないけれど、「職人の仕事」にロマンを感じる私としは、最後の瞬間まで気を抜かずに真剣勝負で校正をする、そんな「本作り」も滅びないで欲しいと思ったりもする。
Posted by てんも at 00時51分 パーマリンク
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