2008年12月11日(木)
蛍光灯の交換2 [アメージングタイランド]
オフィスが暗いとどうにも困るので、モーリさんご主人にお願いして、全蛍光灯の交換を済ませてしまうことにした。
電気系エンジニアの登場である。モーリさんご主人はエンジニア・職人関係の人脈が広い。その中から電気系の職人さんを選んでオフィスに出張してもらった。
到着した人を見れば、それはオフィスを建築した時に配線工事を担当したおじさんだった。
到着してしばらく、蛍光灯をいじったり、電気をつけたり消したりしていたおじさん。
「この蛍光灯はかなり特殊な構造で、取り外しも付け替えもできない」と言う。・・・うーむ。
「え?・・・じゃ、どうすればいいの?」
「ナンナシ(そうなんだよ)」
この、「ナンナシ」という言葉は、できればあまり聞きたくない言葉。困った状態に同意する際に出る言葉で、この言葉が出る場合に有効な解決策が提示されることはほとんどない。
「取り付けた時は簡単に付けられたのに、今は取り外せなくなっている。変な構造だよなぁ」
と、つぶやくおじさんに、そんな商品を選んだのは自分だという自覚はあるのだろうか。
さらにおじさんは、「おかしいなー、取れないなー」と言いながら乱暴に蛍光灯を揺すったりするので、その度に何だか分からない部品がボロボロ落ちてくる。
そして結局。
おじさんが到着した時には付いていた蛍光灯まで消えてしまった。
「蛍光灯だけでなく、その他の部品も総取替か」と、話が大きくなってきた時、おじさんは言った。
「今日は他にも用事があるから、とりあえず帰るわ」
後に残ったのは、修理に来たはずのおじさんに壊された剥き出しの蛍光灯。
あまりにコントの様な出来事に、しばし笑いが止まらない。
おじさんに過度の期待はできないけれど、最終的にはこういう職人さん達とのつきあいが長く、自身もエンジニアであるモーリさんご主人がなんとかしてくれるだろう。
とりあえず、オフィスの照明が無事に元の姿に修復されるまでには相当な期間がかかりそうだ、ということだけ分かった。
完全修復を待つ間は卓上タイプの蛍光灯を買って来ようと思う。
Posted by てんも at 00時02分