2008年12月17日(水)
噛む犬と噛まない犬 [アメージングタイランド]
モーリ邸には番犬3兄弟がいる。
この犬たち、とにかくにぎやかで、喧嘩をしたり遊んだり。
しかし、感心なことにモーリ邸前を怪しげな人物がウロウロするとガンガン吠える。とりあえず、番犬としての役目は果たしているようだ。
その3兄弟のうち、1匹だけ放し飼いにされている犬がいる。エニーだ。エニーは吠えはするけれどコロコロ太っていて愛嬌がある。でも体は大きいので迫力がある。、郵便屋さんやその他の用事で訪ねて来た人が敷地内に入る時には必ず聞かれる。
「あの、犬は・・・噛みますか?」
モーリさん夫婦は自信満々に答える。
「絶対噛まないから大丈夫(マイペンライ・マイガット・ローク)」
その自信はどこから来るのだろう。と、私はいつも不思議に思う。「噛んだことがない」と「これからも噛まない」は同等ではないはずだ。しかも、タイの犬は半野生状態で、飼い主の言うことも対して素直に聞かない。
だからこそ、他の2匹は門の開閉をする時間帯には絶対に鎖を外すことができない。門が開いた時にちょうど見知らぬ人が歩いていたら、奴らは必ず襲いかかるだろう。どう猛な番犬なのだ。
そんな私の心配など全く知らずに、今日もエニーは元気に知らない人間に吠え、相手が近づいてくると後ずさっている。臆病な番犬なのだ。
Posted by てんも at 00時14分