2007年06月19日(火)
上品な英語 [タイで生活]
お客様との連絡は通常メールで行う。通常は日本語。たまにタイ語。そして駐在員さんと現地スタッフが英語を共通語としている企業さんとの連絡は、英文メールが中心になる。連絡内容をスタッフにも知らせたい駐在員さんは、CCでスタッフにもメールを届けるため、英語でメールを作成するのだ。
タイ人には英語の上手な人が多い。特に会話が得意な人が多い。
そういう人が英語を書くと、実は文法はあまり正確でないことが分かる。過去形とか完了形とかあまりこだわらずに使っているのだ。それでもちゃんと意味は通じるから問題ない。
そんな英文に頻繁に接するうちに、英文メールは簡略に、重要ポイントのみを時には単語単位で書くようになった。
その方が相手に通じやすい気もしていた。
ところが今日受け取ったメールはなんとも上品な英語で書かれていた。私はまだそれほどたくさんの英文を読み込んではいないけれど、この英文の素晴らしさは感じることができた。
相手は国際的に活躍するタイの弁護士さん。たった数行の英語があまりに洗練されてさらに思いやりにあふれた優しい雰囲気まで醸し出しているので、私は自分のぶっきらぼうに近い事務的な連絡メールをとても恥ずかしく思った。
迅速に事務処理を行うことも大切だけれど、もっと大切なことをこのメールに教えてもらった。
Posted by てんも at 00時26分